東日本大震災から12年経ちました

今日の午後2時46分って書いてましたが、僕は2時45分と記憶していました。

すでに青森から離れて札幌で暮らしていましたが、その時は「10年くらいで青森に帰る」と思っていたのです。

けれども、あれから12年経っても、干支が一巡して以降も僕は札幌にいます。終の住処と決めてしまったので、もう青森には帰りません。嫌いになったわけじゃないどころか、今でも好きなのです。けれども、連れがいるので、もう帰るつもりはありません。

ところで、僕は青森のみならず、東北地方にも思い入れは相当深いです。

東北のあちらこちらを走り回り、仕事で行き、そして知り合いも友達もいました。だから思い入れは深いのです。

  

今日は東日本大震災があった日。僕の友達も知り合いも被災しました。亡くなった方もいます。数日前にメールのやり取りをしていた方も亡くなりました。到底助からない場所にいたのです。

僕は何もできませんでした。ただただ圧倒されました。家族とも連絡がつかない状態が数日続いたときには、「大丈夫、内陸部だから」とは思ったものの、ただただ不安でした。連絡がつくと、その不安は解消されましたが、友達や知り合いはどうなったのだろうかと、やはり不安が残りました。今でも、諦めの入った不安が残ったままです。

ボランティアで行きたかったです。

けど、こちらでの生活基盤がまだしっかりしてなかったので、結局諦めました。情けなかった。本当に情けなかったです。自分という人間のちっぽけさをいやというほど思い知らされました。

何もできないのは本当に辛い。

  

あれから12年経ちました。

今は曲がりなりにもちゃんと生活基盤ができ、連れもいるし、それなりに楽しい人生を送っています。

それなりに頑張りました。そして過去の記憶だってぼんやりしていきます。なので当然、その時の思いも変わるものなのですが、この大震災については、思い出すたび、忸怩たる思いで辛くなります。

もちろんもはや過去の出来事なので、どうすることもできません。思い出しては恥いるばかり。

いや、けど、きっと今の状態で当時の状況に遭遇したとしても、ボランティアをしたとしても、やっぱり思いは複雑だっただろうなぁと、今は思います。

起きてはほしくなかったです。けど現実には未曾有の大震災が起きたのです。

今日はそんな日。

ただただあれこれ思う日です。