襟裳の春は本当に何もない春なのか?
あけましておめでとうございます
皆様にとって、今年ができる限りの良い年でありますように
不思議なもので、年末年始は全部リセットされた、もしくはリフレッシュされた気分になります。
僕はまたしても連れと共に道東方面に連泊で出かけていたのですが、天気がものすごく良くて素晴らしい旅でした。
ところで、旅行ではなく旅というのには理由があって、スケジュールが決まってないのです。泊まる宿だけは決めているのですが、あとは本当に適当。あまりに適当すぎるのでいつも連れに諫められるのですが、僕のもっとうは「旅は適当」。なので、襟裳岬もまさに思いつきで行ったのですが、結果としては大正解。
風が強てく寒いのは仕方ないとして、なんとも清々しい気分になりました。


襟裳岬は本当に誰もおらず。
僕の年代だと、
襟裳岬=襟裳の春は何もない春ですぅ
なのですが、今回は
誰もいない冬ですぅ
でした。
つまりは貸切状態。なので雄大な景色も二人だけのもの!何もないどころかものすごい贅沢!
春になったらまた観光客がそれなりに来るんだろうなぁ。
けどこの時はたった二人だけで寒さに震えながらもいい気分で思う存分襟裳岬を満喫しました。
今回の旅では鹿も満喫。

わかるでしょうか?
実は厚岸に向かう途中なのですが、この斜面にめっちゃ鹿がいたのです。ちゃんと数えてはいませんが20頭は確実。
これは!
と思いUターンして路肩に車を停めると、ものすごい数の鹿が一斉に僕を凝視。本当に凝視。そして運転席の窓を開けた途端に上の方に逃げて行ったのです。
今回の旅ではそれ以外でもあちらこちらに鹿がいて、なんなら道路を悠然と横断する鹿にも出会いました。あまりに突然だったので写真を撮る暇もなく。
これほどまでに鹿を見たのは初めてで、連れも「ちょっと見過ぎにもほどがある!」と驚いていました。
屁理屈をこねくり回す気は毛頭ないのですが、旅をして帰ってくるということは、世界の英雄伝説にはつきもの。場所はこの世のものではなかったり、あるいは遠い世界だったりするのですが、いずれにしても、
日常から非日常に向かい、そこからまた帰ってくる
という点では共通してています。
僕はもちろん英雄ではありませんが、年末年始は日常から非日常を経て、また日常に帰ってくるのがいいと思っているのです。
そして今回もそういう気分にさせてもらいました。
今年はどんな1年になるのだろう?
もちろん出来うるだけの良い年にしたいものです。