サッカー選手になくてもいいもの

そもそも小学生の頃からワールドカップが大好きで、当時はNHKでしか見ることができなかった時代でもあり、夜中の中継や、日中の総集編を食い入るように見てた僕なので(言い方はあれですが)日本代表が出ようが出まいが、あるいは勝とうが負けようが、決勝トーナメントはとにかく全試合見てましたし、見るのです。
見ているうちに、これはかっこいいなぁ、好きだなぁというユニホームなんかも決まってきて、僕の場合はユニフォームだけならドイツかアルゼンチンがとにかく毎回かっこいいなぁと思ってました。
個人的には、ユニフォームはその国を背負うことから、どの時代であってもその国の国旗と同じような(カラーの)デザインがいいんじゃないかといつも思ってたので、ディテールの違いはあれど、ドイツとアルゼンチンの基本的には同じというのが好きです。特にアルゼンチンはデザイン的にもものすごくかっこよくて、あのユニフォームを纏った選手がゴールに迫る迫力には毎度毎度すげー!と魅了されたものです。マラドーナの五人抜きシュートは僕もNHKで見て大興奮しました。
日本はジャパンブルーがすっかり定着したようなので、ずっとそれで行ってほしいです。本当は赤と白を基調にして欲しかったのですが、もう青で定着したので仕方ありませんね。白にワンポイント赤ってのがいいと思うんだけどなぁ。
そういう意味ではクロアチアの市松模様はめちゃくちゃかっこいい!です。ヴァトレニの愛称にふさわしい、燃えるような赤のデザインはめちゃくちゃセンスいい!と思いませんか?
その国を背負うというのは、やはりすごいこと。どの国の選手だって、そのユニフォームを着ることに誇りを感じていると思うので、その誇りの分だけかっこいい!には違いありません。ゴールを決めた選手は「俺を見ろ!」とばかりに咆哮するのですが、中にはこのユニフォームを見ろ!とばかりに誇らしげにアピールしたりもして、それを見ると、
ああ、やっぱり誇りに思ってるんだな
と思うのです。
さて、今大会を総括する気はないのですが、僕はふと思ったことがあります。
あくまでもなんとなくなので、違うかもしれないのですが、刺青、タトゥーがない選手が多いような気がしているのです。
僕はない方が好きです。
はっきり言って例え誰であっても全然似合ってないからです。体に落書きしているとしか思えないのです。体に落書きがないってだけで心の底から応援できるのだから、我ながら不思議だなと思うのですが、例えばモロッコ。
体に落書きしている選手はあまりいませんよね。いるのかな?僕にはわかりません。アフリカ系の選手が多いので、刺青したところで見えないってだけかもしれませんが(めんどくさいので書いておきますが、差別じゃないですよ、いちいちこんなこと書かないとならない時代って頭おかしいですよ)体に落書きがないってだけで、もう本当に応援したくなります。落書きがない分、体の鍛えっぷりもよくわかるというもので、その躍動感たるや、さすが代表選手は違うなぁと感心できます。さらにはプレーもクリーンだなぁと思うのです。
もちろん落書きしてないからまともかと言えばそうではないことぐらい百も承知。例えば現在進行形でジェノサイドを平気で行なっているキチガイ国家である中国なんてはっきり言ってどいつもこいつもキチガイしかいませんが、彼らは体に落書きをしません。
また、刺青にはおしゃれという意味の他に「識別コード」という意味があることも知ってます。
サッカー選手に識別コードはいるのでしょうか?そりゃあ必要ですよね。そしてちゃんとありますよね。
かっこいい誇りあるユニフォームがありますよね。
国の代表のユニフォームともなれば、数少ない選ばれた選手だけが身に纏うことができるのであって、そりゃもう最高の栄誉な訳です。
もちろん体に落書きしなくてもちゃんと識別できるのです。ああ、俺たちの代表なんだなって。
とはいえ、これらはあくまでも僕の感想。
タトゥに関しては、あれこれ意見もあることでしょう。やっぱりかっこいいと思う人もいるのではないでしょうか?あるいはどうしてもタトゥ識別をしないとならないような人もいるのかもしれませんね。
タトゥ自体が誰かに害をなすようなものではないので、あくまでも好みの問題でしかありませんが、長々と書いて言いたいことはただ一つ。
僕は刺青が嫌い。
ただそれだけのことなのです。