便所の落書きを見ない

   

公衆トイレにそもそもそんなに入らないからなのかもしれないし、トイレが想像以上に掃除されているからなのかもしれないし、実は単に僕が最近見かけてないだけかもしれないのですが、とにかく便所の落書きというものを本当に最近は見ていません。

僕の若かりし頃、公衆トイレ、公衆便所はもうそれはそれは落書きだらけでした。

落書きのパターンというか、内容は、もう全部が判で押したように同じで、以下の3パターン。

・誰かの悪口
・セックスやりてー
・ヤリマンと呼ばれる女性の電話番号

特にセックスと電話番号はもう鉄板中の鉄板で、でかい字でSEXと書かれているものから、やりてーと素直な感情表現、はたまた丸に十字に放射線といういわゆるまんこマークやズバリちんぽなどの絵はもう飽きるほど見ましたし、ヤリマン→電話番号みたいな迷惑系のものまであって、あれ、誰かほんとに電話したりするのだろうかと、いつも思っていました。

稀にハートの下に相合傘で名前を書いてあるものもあったりして、みょうに微笑ましいというかなんというか。

僕の場合、そもそもトイレに鉛筆持って入ることなどなかったので、落書きしようがありませんでしたが、トイレに落書きしたくなるほど性欲が迸っていたのは確かなので、落書きしたくなる気持ちはわからないでもないす。笑

そんな昭和の体験ももう遠い昔になってしまったんだなぁ。

今のトイレはむしろどこに行っても綺麗すぎ。いや、綺麗なのも綺麗すぎるのも大変いいことで、僕自身もそういう部分は綺麗好きなのだから、むしろ感謝しかないのですが、それでもたまーに落書きを探してしまったりします。

昔は迸る性欲を発散するのも大変な時代だったのです。

今はスマホがあるから、性欲だって適度に発散されるだろうし、昔とは違うんだよなぁ。