「勿体無い」がキチガイを生み出す元凶

   

僕は小さい頃にこう考えたことがあります。

全世界のお金って、全部でいくらあるんだろう?

子供だから、そういう発想なんです。貨幣とかいうものは考えません。とにかく世界中のお金が全部自分のものだったら、どんだけのものが買えるんだろう?ぐらいのアバウトな発想です。

けど、この発想は形を変えながらも、ずっと僕の頭には残り続けていました。

さて、何が言いたいのかというと、世の中には「お金が流通している」ということなのです。

  

お金が流通しているということはどういうことなのかというと、確実に一定量のお金があるということ。お金はあるのです。

しかし、お金はあるだけではなんの役にも立ちません。使ってこそなのです。

もし、お金を使わなかったら、どうなることでしょう?

そりゃもう格差ができて、犯罪が起きて、貧乏人と金持ちに二分されるのです。簡単な話なのです。

  

どうしてそうなるのか?無駄遣いしないで貯めておいたらいいだろうって?

バカですか?

貯めたところで金は金。あるだけではなんの役にも立ちません。お金を使わないと、世の中のお金の量は当然減ります。そうですよね。その減った世の中のお金はどうなるのか?

当然、争奪戦になります。お金の奪い合いですね。

そりゃもう格差ができて、犯罪が起きて、貧乏人と金持ちに二分されるのです。簡単な話ですよね。

だーかーらー、みんなが使わなければいいだろう、

いやいや。

それだと世の中のお金がますます減って、世の中はますます貧乏になりますよ。そして一部の人たちでお金の争奪戦になりますよ。

そりゃもう格差ができて、犯罪が起きて、貧乏人と金持ちに二分されるのです。簡単な話なのです。

あのちなみに、貯めてるからいつでも使えるなんてことにはなりませんからね。

そのお金が使えるのは、国があって、法律が機能しているからなのであって、国がなければ、法律が機能していなければ、そんなものはただの紙切れ。単なる数字です。ビットコインがいい例です。無法地帯なんだから、当然

一瞬にして無価値

になるのです。

  

国や法律はあなたのためにはありません。しこたま貯めようとも無駄です。

お金が余ってるならよこせ!

なのです。日本の法律では、財産は3代続くとすっからかんになると言われています。それほどまでに税金でむしり取られるのです。言い方を変えるなら、使わないなら国が使うということなのです。

独裁国家だとさらに酷くて、余った金はあの手この手で権力者側に流れていくのです。むしろ

みんな平等(に貧乏)!のスローガンの元に、お金はどんどんごくごく一部の権力者のもとに流れていくのです。方法はいくらでもあるからね。誰も使わない金は当然違う誰かが使うのです。

     

ところで、国が「財政健全化」なんて言い出したらどうでしょう?

世の中に流れる金の量が当然減ります。無駄遣いはダメなんでしょ?

となると、そりゃもう格差ができて、犯罪が起きて、貧乏人と金持ちに二分されるのです。簡単な話なのです。だって金がないんだから。

増えた人口に見合うだけの貨幣がないと、そりゃみんな貧乏になりますよ。ピザを2人で分けるのと、100人で分けるのと、どっちが得か、バカでもわかる話ですよね。

100人いたら、それに見合うだけのピザがないとね。

けれど、

今までピザは1枚って決まってたから、これからもピザは1枚だ!

これが財政健全化の正体です。アベノミクスはピザを100人に見合うように作ろうとしただけ。

そんなに多く作ったら勿体無いだろう!

大事に食べろよ!

 

勿体無い。みんなで平等。その正体は

100人でピザ1枚

なのです。そしてそれが結局権力者を腐敗させるのです。勿体無いだの平等だのを言う輩が結果として権力者を腐敗させるのです。

金は必ずどこかに流れるもの

もったいないとかみんなで平等(に貧乏)というのは、つまりは金の流れを堰き止めて、権力者の方へ方へと流しているのと全く同じこと。

そりゃあ腐敗しますよね。