母の日に望郷じょんからを聴く

毎年、母の日になると思い出すのです。

そして思わず涙ぐんでしまいます。

僕自身は青森県人で、札幌に住む今でも、心は青森県人なのです。北海道民になろうとは1mmも思っていません。いまだに僕は青森県人なのです。

本当は、10年くらい住んだら青森に帰ろうと本気で思っていました。しかし、それまでは孤独が自慢だった僕でも、それなりにしがらみができてしまって、帰るに帰れない状態です。

それどころか、家族との連絡もほとんど取ってない状態なのです。

最初こそ、家族の声を聞くとへこたれてしまうからなどと思って、あえて連絡を取らなかったのですが、いつしかそれが習い性になってしまったというか、今では、連絡したくてもできない状態になってしまいました。

母は今頃どうしているのだろう?

元気だろうか?

やっぱりそう思うのです。けど、今更連絡できないというか、意地を張ってる訳でもないのですが、照れくさいわけでもないのですが、なぜか連絡できないのです。

それなりにそれなりの状態になってるので、今の自分は恥ずかしいなどとも思わないのですが、けど、もうちょっといいかっこがしたいという気持ちもないでもありません。

正直、後数年、もう数年したらもっといいかっこができるかもしれないなんて思うのです。

綺麗事は大嫌いです。けど、親を喜ばせたいとも思います。努力して、それなりになったなぁと言われたいのです。

本当は、母はそういうのを望んでないんだろうとも思うのですが。

色々思ってしまうのです。

学生の頃なんて、クソババァなんて口を叩いてしまって、いまだに後悔しています。

僕はマゾコン。

母はやっぱりとても大事なのです。なのに会わないんだから、どんだけ親不孝なんだよ。

だからこそ、それなりにいいかっこがしたい。

だからまだ会えない。

そんな心境なのです。