悪いのはロシア、プーチンだけが悪いのではない
僕の主張は変わりません。習近平=中国共産党=中国人民なのだし、プーチン=ロシアなのです。
悪いのは習近平であって中国人ではないなんていうのは詭弁の最たるものであり、またあまりにも無知蒙昧なのと同様に、悪いのはプーチンなのであってロシア人ではないというのも詭弁の最たるものであり、またあまりにも無知蒙昧です。
上記の記事は一見すると、僕の主張となんの関係もないように思えるかもしれませんが、コメント欄を見てほしいのです。
まずは記事のこの言説。
『私は政治家を支持していない。なのに、なぜワールドカップを観戦する機会を奪われるのか?
実はこれこそが最も大事なポイントなのです。ヤフコメではこういう言及がされていましたが
皇帝や独裁者の支配下で生きると、国家政治は国民の意思の反映ではないため、国民としては「支持していない」の言葉だけで、残虐な武力攻撃にも責任を感じず、止める発想もない
僕の意見はちょっと違います。国家政治においては、国民の意思の反映がないわけはないのです。なぜなら国家は国民がいないと成立しないから。
国家の資格要件とは何か?
ということに関係するのですが、そもそも国民の存在しない国はありません。なので、
国が存在する以上、あるいは国として存在している以上は100%確実に国民の意思が反映されるのです。それはどんな政治体制であってもです。
俺は私は政治を知らない。どうでもいい。
とキリッと言い放つ馬鹿がいますが、それってどういうことなのかと言うと、
政府が何をやってもどうでもいい
あるいは
政府が何をやっても(自分に実害がなければ)どうでもいい
という事です。
察することのできない人のために書くと、これはつまり
政府を何をやってもいいというお墨付きを与えること
に他なりません。なら政府はやりたい放題やるに決まってます。何しろ強大な権力があるしね。税金もとってるし。強大な力を持つ独裁者が、その権力を行使しなかった例なんてどこにもないのと一緒。
無関心なのではなく、お墨付きを与えてるのです。中国人もロシア人も。何をしても無関心ということは、
なんであれ好きなだけやればいい!(俺には私には関係ない)
ということなのです。
さらに言うなら、こういう国では、トップが変わっても結局同じことを繰り返します。なぜなら国民が
政治に無関心
だから。無関心という承認を得て、なおかつ強大な権力と税金があれば、そりゃあやりたい放題するに決まってます。僕はいまだに聖人君子を見たことがありません。力は人を狂わすのです。
僕は民主主義は現時点で最高のシステムだと思います。それは、国民の意思が選挙というわかりやすい形で反映されるからです。過去の世界の人たちが血を流しながら試行錯誤して作っていったシステムなのです。歴史を学ぶと、その大変さがよくわかります。
どんな国であれ、国民が存在する以上はその意思が反映される。
ここに至るまでの過程は壮絶の一言で、そのためにどれだけの人が死んでいったのかと思うと、そのあまりの凄さに眩暈がします。
そして、こうも思います。結局はその国はその国の特色が否応なく滲み出るし、それは国民の意思の反映なのだと。その意思の反映が具現化したのが国のトップなのだと。
習近平やプーチンはそれぞれの国の国民の意思の具現化。
僕はそう思っています。いや、確信しています。
あ、そうそう、情報統制とか言いますが、そもそも統制させる土壌を作ったのは誰なのか?という議論はありませんね。無関心だから当然そうなるのです。言い逃れはできません。情報統制は無関心というものが作るモンスターの一形態なのです。