神はいないのか?

僕は自分自身に対して

興味本位で死体を見ない

というルールを課しています。僕自身がそのような目で自分の死体を見られたくないからです。

しかし、そうやってそれなりに自分を律していても、目に飛び込んでくる悲惨な写真や動画。

twitterを見ていたら、そういう動画が飛び込んできました。

ものすごい衝撃を受けました。

あまりにも凄惨なその動画。

少し前まではちょっとした瀟洒な住宅地であっただろうその場所は、まるで地獄絵図と化しているのです。

道端に倒れている人たちだって、ちょっと前までは色々なことを思い、それぞれの人生を歩んでいたのです。

あまりにもひどい有様でした。

  

僕はウィリアム・ピーター・ブラッディの小説の冒頭を思い出しました。

そこでは悲惨な事件が語られるのですが、その事件を通して作者であるブラッディはこう暗示します。

神は本当にいるのだろうか?

と。

僕はキリスト教信者ではないし、キリスト教も全く信じてはいませんが、凄惨な現場を目の当たりにして、

どうしていないんだ?あんたは万能なんだろ?救ってやれよ!

と思わずにはいられません。

   

まさにジェノサイドとしか言い様のないこのあまりに悲惨な現場の動画を見て、僕は悲しみと怒りがまぜこぜになって感情を持て余しています。

全体主義国家は、どんな綺麗事を言おうと、必ずこういう殺戮を行います。

だからどうしても許せないし、認められません。

僕がとことん中国を憎むのも、そういう理由だからです。