心霊スポットになる場所と、そうでない場所の違いは何か?

交通事故で亡くなる。

病院で亡くなる。

自宅で亡くなる。

仕事先、外出先、旅行先、その他

さまざまなところで人は亡くなっています。

けど、その全てが心霊スポットにはなってません。というか、ほとんどの場合は心霊スポットになどかすりもしない。

けど、心霊スポットでは、過去に誰かが亡くなったという場所が多いですよね。

そもそも「心霊スポット」という言葉からは

「死」

を連想する方が圧倒的に多いんじゃないかと思います。呪殺されるとか、不吉な死に方をするとか。

つまり心霊スポットはそこに行くと、あるいは行って不吉な出来事に遭遇して「人が死ぬ」というイメージなのです。

そんな危険な心霊スポットですが、僕はずっと疑問を持っています。どんな疑問かというと、それはズバリ、

心霊スポットになる場所と、そうでない場所には、何か違いがあるのか?それともたまたま偶然心霊スポットになったのか?

です。

 

心霊スポットには「逸話」がつきもので、例えば「襲われて殺された」とか「非業の死を遂げた」とか、なんとも痛ましい話の末に、恨みとか怨霊とか、そういうものが発生して、その結果として心霊スポットになる。そんな感じですよね。

しかし、何も非業の死はある特定の場所でのみ起きているわけではないのです。

これは僕の勝手な想像ですが、むしろ非業の死を遂げない場所の方が少ないのではないかと思っているのです。

例えば東京。

大空襲とか大震災とか、実はとんでもない非業の死だらけですよね。

じゃあ東京一体が心霊スポットかといえば全く違います。日本の首都でとんでもない人口が集中する巨大都市です。それどころじゃないですよね。ヤクザに半グレ。暴力なんて日常茶飯事。その挙句に非業の死を遂げるなんて、毎日のように起きてるんじゃないかと思うのです。殺された人の思いは怨霊となって、その辺りは心霊スポットにはならないのでしょうか?

悲惨なことが起きた場所はそれこそ無数にある。なのに、なぜ特定の場所だけが心霊スポットになるのか、なったのか?

実は、僕はすでに答えを持っています。そしてその答えはズバリ

そこが心霊スポットだと、誰かが決めた

です。

ネーミングしたから心霊スポットなのです。それ以上でも以下でもない。誰かがそう決めて多くの人が賛同した。あるいはそうなんだと思った。

だから心霊スポットなのです。逸話は後から「いくらでもついてくる」。とりあえずはここが心霊スポットだと決めて、あとはそれっぽい話を探して当てはめる。

これが心霊スポットの正体だと、僕自身は思っています。言い方を変えるなら

説得力のある逸話があれば、そこは心霊スポットになり得る

ともいえます。ただし、なり得るのと、実際になるでは大違いであって、その差は

人々の賛同を得るか、あるいは承認するか

の違いのみ。

 

というわけで、危険か危険でないかと問われたら、危険はないのだと僕は思っています。もちろん思い込みの作用があるので、やっぱり危険!と思う人も一定数はいることでしょう。

けど、心霊スポットで実際に死んだ人なんて聞いたことがない僕としては、やはり危険はないのだと思わずにはいられません。気が狂ったなんて話も聞かないし。

それとも、僕が不勉強なだけ?