ノストラダムスの大予言は本当にインチキなの？
ノストラダムスの大予言に関してはまずはこちらでおさらい
https://ja.wikipedia.org/wiki/ノストラダムスの大予言
そして、以前にはこんなことも書いてました。
さて、それらを踏まえた上で、ノストラダムスの大予言はインチキかどうかというと、当然僕らはこうして生きているのだから、紛う方なきインチキなのです。
以上！
…なのですが。
正直に告白すると、若造でムー民でもあった僕は、本気ではなかったものの、面白がって読んでました。ある程度以上に熱中していました。その時の素直な感想を言うなら、
「怖いけど、もし本当にそうなったらすごいな」
というもの。そしてそういう意味で信じてもいました。実に迷惑な感想です。こんなもん、本当に起こったら最悪でしかありません。SF的にパラレルワールドのどっかの世界では本当に起きてるよな。せいぜいそうやって溜飲を下げるのみなのです。
さて、事実はといえばこうして僕らは生きてるし、大予言もインチキではあるのですが、けど、今の僕はノストラダムスの大予言を違う角度から見て実に面白いと思っています。こういう思想が生まれてくる背景が面白いと思うのです。
結論から言うと、ノストラダムスの大予言的世界と、今の現状は実によく似ていると思うのです。
？と思われる方も多いと思うのでちょっと説明します。
ノストラダムスの大予言的世界とは何か？と言えば、それは
この世は汚れているので滅亡する！
というものです。言い方を変えるなら、汚れているからきれいにする！ということです。いやむしろ
きれいにしなければならない
のです。なので掃除なのですが、その掃除の仕方が、大災害であったりするのですよね。ノアの洪水と同じように、
一旦リセット！
的な発想なのです。ところで、個人的に面白いと思っているのは、
掃除をしたら必ずきれいになる！
という点で、いやいや、逆に収拾がつかなくなることだってあるのでは？なんて思ったりもするのですが、そこは「掃除したら絶対にきれいになる」のですよね。自信満々。必ずやきれいでピッカピカになる！のです。
僕はこれこそが大きなポイントだと思っています。逆に言うなら、きれいにしないと汚れてダメになる！
これがノストラダムスの大予言的世界。なぜ滅亡なのか？というと、汚れたからなのですよ。そして文明が煮詰まってくると、必ず黙示録的な思想が出てきます。
例えばカタリ派なんてまさにそう。そもそもマニ教自体がまさにそんな感じで、言ってみれば一人ノアの方舟状態とでもいうか、とにかく汚れをぜーーんぶ落として、自分だけはきれいになりたい。実はそれって思想としては実に卑しい気がします。今の時代のビーガンと実によく似ていると指摘したら、その卑しさがわかるかと思います。
僕はビーガンは今の世界に出現したカタリ派だと思っているのです。なるほど、実はカタリ派というのは、かなりめんどくさくて迷惑な奴らだったんだろうと思わずにはいられません。何屁理屈捏ねてるの？と当時の人たちも思ったのかもなぁと苦笑せざるを得ません。
そしてもう一つ。
地球温暖化
に対しても、僕はノストラダムス的な発想を物凄く感じています。
地球は汚れた。だから「きれいにしなければならない」
じゃあどう汚れたのか？ということですが、実は科学者の中でも意見が分かれています。これを素直にまとめて言うなら「誰もが納得するデータも資料もない」ということですよね。
おやおやおやぁ。
ノストラダムスの大予言の骨子と似てますね。両方とも確固たるバックボーンはないのです。あくまでも雰囲気で語っている。それだと言いすぎかな。言い換えるなら「自分の信じている考え方を伝えている」。あるいは「無理やりこじつけている」とも言えるかも。
二酸化炭素の排出量がうんたらとか、真面目に聞いてると、数年後には大気は二酸化炭素で埋め尽くされて、みんなもれなく窒息死！って感じがしますよ。しかしおそらくは大気が二酸化炭素で充満した結果人類が全滅するなんてことは僕が死んだ後になっても起こらないでしょうね。
どっかのお嬢ちゃんの物言いとか、どっかの元大臣のレジ袋有料化など、ヒステリックな言動も、ノストラダムス的な感じがします。
悔い改めよ！
って感じですね。今行動しないと地球滅亡！なんて、まんまノストラダムスの大予言ですよ。汚れたからきれいにしなければならないのですよ。
ノストラダムスの大予言は、もちろん当たりませんでした。そしてこれからも当たらない。あれこれこじつけた論法をいくら駆使したところで、事実は「そんな話は起こらない」のです。
じゃあ温暖化はどうか？
なのですが、これであれこれ言おうが言うまいが、結論は（長いスパンになりますが）必ず出ます。今生きている人はそれを確認することは不可能ってだけの話。
どうなるんでしょうね。
遠い未来では、地球温暖化はノストラダムスの大予言と同様のレベルで語られたりして。
そんなのわしゃ知らん！
