劇場版忍たま乱太郎の続編を待ち望む!

厳密には私小説ではないのですが、私小説っぽい物語が大氾濫しています。

自我の肥大化がもう本当に気持ち悪いレベルになってしまっていて、昔からそういう物語が大嫌いで苦手なので、避けていたのですが、そうしたらもう本当に見るべきものがなくなってしまいました。

今のアニメもドラマも、ほぼ全く見ないのは、まさにそれが一番の理由。

逆に昔のアニメや特撮やドラマや映画は今見てももう本当に面白くて、夢中になって見ています。

これじゃあますますトレンドと乖離するなぁ。苦笑

唯一、今のアニメで見るのは「忍たま乱太郎」ですが、テレビはないし、YouTubeでたまにおすすめで出てくるのを見るくらい。

けれど、忍たま乱太郎はいいですね。本当に面白い。

感情の乱れでいちいち大声で喚いたり叫んだり、あるいは意味もなく落ち込んだり、思い込んだり、そういう面倒な描写がないのがいいのです。登場人物がちゃんと皆個性があって輝いています。

髪の色だけ違うというようなキャラはほとんどいないし、アニメ声で媚びるキャラもいない。

忍たま乱太郎はかなりレベルの高いアニメだと思います。絵がほのぼのしているのに騙されてはいけないのです。はっきりいえば、少なくとも押井守作品や宇宙戦艦ヤマト2202よりも遥かに上。

理屈で騙そうとしない部分をとってみても、高レベルなのです。

実は時代考証が厳密に行われているのですが、それを「微塵も感じさせない」のは素晴らしいの一言。こんなに考えてます!的なアピールだらけの作品より遥かに素晴らしいのです。

そんな忍たま乱太郎なので、映画にもなりました。劇場版忍たま乱太郎。

東日本大震災の年だったのでタイミングが悪かったのですが、やはりものすごい高いレベルで、これはレンタルで観ました。

本当に面白かった。

全てが高水準でした。文句のつけようがありませんでした。ヒステリックに泣き喚けばドラマっていうのもなかったし、シリアスなドラマを軽快に見せてくれていました。

もっと評価されていいと思います。

ああ。

劇場版忍たま乱太郎の続編が観たいなぁ。

ずっと思っているのです。

アニメ映画だと、一番期待しているのです。あとはどうでもいい。

作ってくれないかなぁ。