スティーブ・ジョブズ氏に思いを馳せる

僕はApple信者です。熱狂的です。1993年にMacintosh LC 520を買った時のことは今でもはっきりと覚えています。関連する書籍は手に入る限り片っ端から読みました。読めば読むほど熱狂。

革命という言葉は大っ嫌いですが、たった二つだけ本当の意味でこれこそが真の革命だと思っているのは

・Macintosh(ハードとソフトの両方)
・iPhone

だけ。本当の意味で全世界をガラッと変えてしまったのです。そしてそんな素晴らしいものの裏側にある思想や人物に熱狂しないわけにはいかず、それどころかAppleの最先端の記事が読みたいあまりに英語を勉強し直して、読むだけならどうにか大丈夫にまでなってしまったのも、全てはAppleのおかげなのです。

そんなAppleに対する否定は、本当にたった一つしかありません。

中国で組み立ててる

このせいで、実は僕はかなり前からiPhoneを買っていません。

僕は中国が関わっているものはできるだけ買わないと宣言しているのですが、もちろん伊達や酔狂でやっているわけではないのです。誰にも知られてないブログだからしらばっくれて、影でこそこそ中国製品を買う!なんてことはしないのです。

しかしながら、大好きな、そして信者であるAppleの製品が買えないってだけでも、本当に中国に対しては憎しみしか湧きません。

  

閑話休題

  

Appleの真髄、エッセンスはなんと言っても故、スティーブ・ジョブズ氏です。さまざまな逸話を持ち、恐れられたり崇められたりしています。個人情報を晒すのは気が引けますが、僕が丸メガネしかかけないのは、スティーブ・ジョブズ氏の影響(正確にはもう一人、心理学者ユングもそうだから)なのです。今は縁ありですが、以前は縁無しの丸メガネをかけていました。

尊敬する人のまねをしたいという気持ちはよくわかります。たとえ能力が全く及ばなくても、せめて格好(の一部)だけでもいいから真似したい。そう思います。

   

スティーブ・ジョブズ氏の大好きな逸話は、「誰も見なくても僕が見る」というもので、パソコンの中身の基盤の配線のハンダの付け方にまで拘ったというのは有名ですよね。基盤の配置そのものにまでこだわったり。そんなところは誰も見ないという社員に対して「僕が見る」と言い放ったわけですが、当時の僕は痺れまくりました。

実際、初代Macintoshクラシックの筐体の裏側には製作者のサインがあるのでして、これだけでも痺れまくりです!

この熱意と自負!ものすごいものを作ったんだという想い!これですよこれ!

Mac OSはパクリだと言う人がいますが、実はパロアルト研究所のGUIが元になっているのは確かですが、ただ動いているのを見ただけで、Mac OSの設計は1から行っているのです。マウスも同様。真の革命の一つであるMacintoshのOSは、今に至るまでのGUIの基礎となりました。

そして多くの人、というよりほぼ全員がその恩恵を受けています(WindowsはMacのパクリなのでPCのほぼ全ての根底にはMac OSがあるのです。そうそう。有名な逸話としてゴミ箱の位置をMacがこっちだからWindowsはその反対の位置に”あえて”移動したというのがあります)。

ともすればそのこだわりがあまりにも極端すぎて、誰もついていけないレベルになってしまいがちだったようですが(Mac付属の計算機のデザインに異様に拘るとか)でも、そのこだわりこそが信者を作ってしまっていたのは事実です。マイクロソフトのwindowsに対して今更あれこれ言うつもりは全くありませんが、当時は、Macの真似ばかり(なので「マネキントッシュ」)だと思ってましたし、哲学も全く感じなかったし、使う楽しみも喜びもなく、だから今に至るまでWindows機はただの1台も買ったことはありません。もらったことはありましたが、

どうしてこんなに差があるんだ

というくらいにダサくて野暮ったくて使いにくくて(例としてマウスポインタの動きを上げておきます)。

  

小さなガレージ(実は違うのですが)から始まったパーソナルコンピューター。そのパーソナルコンピューターのこだわりの一つ一つにスティーブ・ジョブズ氏が関わっていたんだなぁとしみじみ思います。僕にとっては

スティーブ・ジョブズ氏=Apple

でした。どれだけエキセントリックな人物だとしても、世界を本当に変えた偉大な人物だと僕は思います。

亡くなった時には本当に大ショックでした。本当に呆然をしたのをはっきりと思えています。

  

スティーブ・ジョブズ氏が存命だった頃のAppleに対しては

次は何をしてくれるんだろう?

と本当にワクワクしていました。今のAppleはすごい大企業だとは思うものの、あの熱狂の渦の中心にあるような猛烈な力(ビジョン)は、残念ながら感じません。

それが悪いことだとは実は思ってないのですが、寂しいのは確かです。

強烈な光を放ち、そしてあっという間に去っていった偉人。

今日はその偉人の命日です。

色々な記事が出ているはずなので、読んでみてください。

そしてこれも貼っておきます。