札幌テレクラ殺人事件

かなりうろ覚えではあるものの、そういえば昔、札幌で風俗が関係した殺人事件があったようななかったようなうーんとずっと悩んでいたのです。

それが最近ふとしたことから分かったのでした。

事件が起きたのは昭和62年。

ざっと概要を述べると、札幌のラブホテルで、刃物で刺されて死んでいる男性が発見され、関わっていたと見られる20代の女性の足取りを追うも発見できず。

翌63年にとある女性の行方不明の届出が出されたのですが、その捜査過程で浮上した女性の指紋が、ラブホテルの殺人現場から出た指紋と一致したことから犯人逮捕となったという、そんな事件です。

札幌テレクラ殺人事件で検索すると一発でヒットするので、気になる方はまずは検索。風俗ではなくテレクラだったんですね。ここでは事件の枝葉末節にはこれ以上はほぼ触れません。

   

さて、色々読んだ感想ですが、

「そりゃ振られるよね」
「かなり身勝手で思い込みが激しい感じだね」
「付き合ったら間違いなく疲れるタイプだね」

なんて思いました。もちろんこれはあくまでもあれこれ読んだだけの感想。実際はそういう女性じゃないのかもしれず、やっぱりその思りの女性なのかもしれません。

最初の殺人事件後に教会で知り合った女性を殺害する過程なんて、まさに身勝手そのもので、「人を殺しても神にすがれば救われる」 なんて言われたら「こいつは知ってる」と思うのかもしれないけど、確かめもせずにいきなり殺すのだから、流石に同情の余地なしです。元彼からしたら、

そういうところが嫌なんだよ!

って感じでしょうか。

  

ところで、僕が引っ掛かるのは、犯人が男性に振られた後でテレクラに電話して売春婦のような扱いされて頭にきて殺害というその流れです。

あえての断言ですが、実はこの犯人、テレクラにたびたび電話していたのではないかと思うのです。つまり個人売春婦だったのではないかと。

あ、ちなみに援助交際もパパ活とやらも、売春という言葉を綺麗に言い直しただけで、やってることは自分の体を使って金を稼ぐこと。立派な売春です。

僕は売春は否定しません。お互いに合意するのであれば、法に触れない範囲で好きなだけやればいいと本気で思っています。もちろん自分の連れがそんなことしてたら嫌ですが。というわけで、女性には堂々と「私は体を売ってます!」「それの何が悪い!」とちゃんとアピールしてほしいですね。

隠すのは後ろめたいからで、だから売春なのに言葉遊びで誤魔化す。その性格の方がよっぽど醜いですよ。

話がそれましたが、犯人はたびたびテレクラを利用していたと思うのです。それで金を稼いでいた。なせそう思うのかというと、

売春婦のような扱いされて

これが決め手です。そもそもテレクラって何か?犯人は知ってたはずです。体を売る、つまり売春を行う手段であるということを。知らないわけがないのです。電話をすれば一発でわかるのだから。欲望でギラギラのおっさん連中が具体的に教えてくれるはず。逆に知っていたからこそ電話をしたのです。何故か?

振られたから

振られるということはどういうことか?これは「無価値」ということです。元彼からすれば、犯人は彼女としての価値がないから振ったのです。価値の基準は好きか嫌いかかもしれないし、性格の良し悪しかもしれないし、それらを合わせた複合的なものかもしれない。けれど、いずれにしても価値がなければさようなら、なのです。

女性だって金がない男性は最初から価値がないと相手にしませんよね。イケメンでなければ、優しくなければ、色々な価値観はありますが、いずれにしても価値のない相手とは付き合いたいとは思わないでしょうし、付き合ってる相手に価値がないとわかれば、まあ大抵の場合は別れることでしょう。

そのようにして元彼から振られ、無価値となった犯人は「自分の価値を確認する」ためにテレクラに電話したのではないか。これが僕の予想です。だって待機している男性は必ず「価値」を提案するのだから。寡聞にして売春の相場というものがわからないのですが、仮に数万円なら数万円でエッチさせて!と提案するのだから、必ず価値がつくのです。

あとはなるべく高い値段で交渉成立。その金額分の価値が自分にはあるということで満足できるのです。

振られたけど、私はいい女。こんないい女をなんで振るの?

売春って、金で体を売るということ以外に、自分は価値があると自己陶酔するためにやってるような気がします。例えば1000円で一発やらせろ!とか言ったとして、誰もOKしませんよね。何故か?自分の体が1000円の値打ちしかないなんて、そんなの絶対に許せない!からです。

どうせなら高く売りたい!その方が価値が高いから!そこらの売春婦と同じにしないで!私は価値があるのよ!

実は風俗で働いている女性を知っているのですが、安い金でなんて絶対にセックスさせないと力説してました。セックスは金を出したらさせるもの。まあ商売だから当然のことですね。で、これ幸いとばかり、この事件でとあることを聞いてみたのです。

すると、僕が想定していたことを話してくれました。やっぱりそう思う?当然じゃない!

うむ!少なくともそういう考え方はあり得るよなと納得したのでした。

つまりこうです。

彼氏に振られて、自分はまだ価値があるとテレクラに電話。そして相手を見つけてホテルにレッツゴーしたのはいいけど(おそらくは犯人のめんどくさそうな性格のために)揉めてしまい、あるいはセックスがつまらず満足できず、その結果として

「当初約束した金額よりも少ない額に値引きされた」

そこに犯人は逆上したのではないでしょうか?いわく、

そんな安い額でなんてさせないわよ!私は「売春婦じゃないんだから!」

僕はこうなんじゃないかと思っています。

もしも僕がこの女性と交渉するとしたら、やっぱり「今回はなかったということで」となることでしょう。めんどくさそうな性格の女性を相手に、嫌な思いをしそうなのにもかかわらず金を出すなんて、僕はそんなできた人間ではないので。

風俗はなんであれそういう感じがするので、本当に嫌です。

僕は連れとイチャイチャバカップルで十分なのです…って、最後は惚気話で終わってしまった。笑