KK問題の本質

こういう問題が出てくると、物事の解釈がごっちゃになってしまうと思うので、自分への注釈兼ねて記事にしておきたいと思います。
大前提として、結婚に必要なのは愛(とセックス)です。なんの変更もありません。今でも揺るぎない信念です。
じゃあ、眞子さまとKKの結婚問題は?
ってことになりますよね。眞子さまとどこの馬の骨かもわからぬKKの結婚をあんたは許せるのか!?なんてことになるかと思います。
僕としては実に簡単な話だと考えています。
1、二人が”本当に”愛し合ってるのか、僕にはわからない。なので評価のしようがない。
2、皇室の結婚は「結婚という名の仕事」だと僕は思っている。
愛というのは個人的なことなのであって、そもそも本当に二人が愛し合ってるかなんてことは二人にしかわからない。だから当然評価できるわけがないのです。世の中には「美女と野獣」の組み合わせが案外多いもの。ちなみに僕もそうです。
けど、側から見たら美女と野獣であっても、当人同士からしたら「そんなのどーでもいい」ってことで二人だけの世界を作っているものです。
なので、そういう視点からは、眞子さまとKKの結婚については僕はこれ以上踏み込めないというのが結論です。簡単にいうと、
二人の間のことなんて僕にはわかりません
ということ。
ところで、僕個人の意見ですが、皇室の結婚は「仕事」だと思っています。以前、愛のない結婚は仕事だと述べさせてもらいました。そして仕事ならすなわちそれは契約なのだから、お互いを値踏みしあうのは当然だという趣旨のことを書いています。ということは、そこに家族がしゃしゃり出てくるのも当然ということ。
皇室の結婚が仕事だと僕が思う理由はズバリ「皇室には歴史がある」というこの一点につきます。男系で連綿と受け継がれてきた皇室の歴史の前には、さすがの愛もかすみます。
どんだけ多くの人が関わって維持してきたと思ってんねん!
ということです。一人の思いだけではないのです。二人の世界でもないのです。皇室のあり方は日本人の国体のあり方そのものなのです。であるなら、それを未来に向かって紡いでいくのは「尊い仕事」。もちろんそこには「愛の入り込む余地などほんのスパイス程度」でしかないと僕は思っています。愛があれば最高だけど、なくても繋いでいくしかない。
自由恋愛の価値観の世の中で生きている皇室の方々にとってはとても辛いことだとは思います。
眞子さまだって、皇室の方でなかったら、勝手に恋愛して勝手に愛して勝手に結婚もできたことでしょう。二人でどうなろうと自己責任だし、マスコミにも追われないし、愛さえあれば幸せにもなれます。二人で稼いで人生乗り越えて生きていけたことでしょう。
けれど、皇室は皇室だけのものではなく、日本人全体のもの。
すでに皇室というだけで、立場が違うのです。今更離脱と言ってハイそうですかとはならないのです。一時金とかいらないとか言えば歴史がなくなるというものでもないのです。
皇室というのは、本当に大変だと思いますよ。がんじがらめ。どれだけ辛いことか。
けど、どうしようもありません。それが自分の人生なのだと思っていただく他はありません。一挙手一投足が見られるなんて本当に気の毒です。けど、それが皇室。
一個人としてなら誰と結婚してもいいのです。愛がある結婚でも、愛のない結婚でもなんでもいい。好きにすればいい。
けど、あくまでも僕の考えでは皇室の結婚は仕事。仕事なので、釣り合いの取れない相手との結婚なんてあり得ないのです。契約不履行とか、契約に瑕疵があるとか、そんなものは認められないのです。契約なんだから。親の承諾だって必要です。みんなが絡んでくるのです。
仕事なのだから当然のこと。
当たり前のことです。
皇室の結婚は仕事。
眞子さまとKKの結婚問題は、これさえ押さえておけば、あとは簡単な話だと僕は思います。
視点を変えるなら、世の中には「仕事としての結婚」もあるということです。いやむしろ昔の結婚なんて全部仕事ですよ。愛なんてあっても1mm程度。まずは家のため、一族のため、地域のため、国のためです。
現在になってようやく「愛のある結婚が認知されてきた」というのにすぎません。
この価値観のパラダイムシフトがなければ、結婚はずっと仕事だったのです。
現在の価値観からすれば、「眞子さまには幸せになってもらいたい」。しかし、一方では「失敗できないからそんな変な輩との結婚なんて許せない!」。
多くの人は自由恋愛と仕事をごっちゃにして、それでぐらついている感じがします。ごっちゃになるものわかります。今の時代はそういう時代なのです。自由に恋愛して自由に結婚という価値観なのです。
けど、これを皇室に当てはめようにも、歴史の前には無理だと悟り、でも、やっぱり皇室の方々も同じ人間なんだということで、なんか可哀想、自由にならんものかと思ったりもする。
けど、なんともなりませんよね。歴史なのだから。