辛坊治郎さんすごい!素晴らしいです!
あまり話題にならなかったのが不思議でなりません。
大偉業だと思うのですが。
辛坊治郎さんがヨットで日本からアメリカまでの太平洋を横断、それのみならず、また帰ってくる、つまり往復したんですね。
ほんとにすごい!
そして、さすがは現在に生きる辛坊さん!YouTubeでその大冒険が見られるのです!
いやもう燃えました。
見ててもう楽しくて楽しくて。そしてもういいだけ動画を見たので、その感想をようやく書くことにします。
こういうことを書くのは不謹慎なのだと承知しつつ書くのですが、植村直己さんという冒険家がいました。僕はすごく好きでした。辛坊さんの動画を見て、彼が今の時代に生きてたらなぁと思ってしまったのです。間違いなくカメラを持って出かけたことでしょう。そして動画撮影をしたに違いありません。今の時代ならすぐに配信だってできるのです。素晴らしい時代ですよ!冒険家は"必ず"動画を撮って披露してほしいと切に願います。生きている証であるとともに、多くの人にはできないであろう、その現場を僕らに見せてくれるなんて、これは本当に素晴らしい以外のなにものでもありません。
僕は冒険家になりたかった。というか、知らない場所、行ったことのない場所、普通であれば見ることのできないようなところに行きたいといつもいつも思ってました。社会人になるまで、いや、なってからもそうでしたが、僕の見る夢は、いつもいつも「知らないどこかに出かけている」ものばかり。永六輔さんは思想的には大嫌いな人間ですが、それでも「遠くへ行きたい」にはいつも心を打たれてしまいます。文字通りその歌詞の一言一句が本当にそのまんま感情移入できるから。
けど、想いがいくら強くても、どうやって冒険家になっていいのかわからないし、致命的に小心者でもあったので、だから僕にできたことはといえば、社会人になって車を買って、それでドライブを死ぬほどしたくらい。いっときなんて、車で寝泊まりが当たり前で、休みの日はひたすら車を走らせているという時期が数年以上続いたこともあります。その時代にYouTubeがあったらなと思わずにはいられません。
そんなだから、冒険は大好きでした。海外のものにかぶれていたのも、結局はそういうことなのでして、宇宙に興味があったのもそう。
とにかくどこか見知らぬ遠くへ。
歳をとるにつれて、というか、歳を重ねても悪い癖は治らず、挙げ句の果てには特にコネも何もない札幌にまできてしまって、そしておっさんになってからだいぶ経って、最近ようやくその放浪癖が薄れてきたのですが、辛坊さんの動画でまたこの放浪癖がむくむくと頭をもたげてきました。
ああ、僕もこういうことがしたい…
怖いけどしたい…
結局そういうことが好きなのは一生治らないのかもしれませんね。
僕のような考えをお持ちの方は、是非とも辛坊さんのチャレンジ動画を見てみてください。いやでも燃えますから!
https://www.youtube.com/c/辛坊の旅
辛坊さんの動画でなんといっても素晴らしいのは、無理をしないという判断。とにかく無理を避けるその姿勢。これが冒険家のあるべき姿だと思います。試行錯誤しながら無茶を避けながら、それでも一歩一歩着実にすすむ。これですよこれ!
いきなり唐突ですが、自転車旅の良さの一つに
ペダルを漕がないと進めない
というのがあります。これって実はかなりの醍醐味ですよ。自分の意思一つで進む進まないが決まるのだから。体力と気力で物事が進むのだから。これと同じものを辛坊さんの動画から感じました。
進まないと着かない。
これってすごい醍醐味なのです!わかるよ!と思ってくださる方もいらっしゃると思います。
ほんとに最高に楽しいですよね!
ヨットの船内は案外広い気がするので、少なくとも潜水艦で作戦行動を行うよりはずっと楽じゃないかと素人判断しますが、それでも太平洋一人ぼっちは辛い!などと思う方もいらっしゃっることでしょう。僕はどうなんだろう?一人はすごく慣れているのですが、ぼっちとなるとどうなのか。やってみないとわかりません。
けど、やはり見てて燃えます!
いいなぁ。すごいなぁ。羨ましいなぁ。
本当に馬鹿みたいにそう思います。
すごい偉業をやってのけた辛坊さんですが、今度は南太平洋をさらに小さなヨットで横断してみたいとか。聞いただけでも燃えますね。古代の人類はカヤック的な舟で南太平洋に広がっていったなんて話もありますが、そういうロマンを思い浮かべると、もうワクワクが止まらない感じです。
もちろん無理をしないで、できる範囲で。
古代と今では色々と違いますが、それでもいいのです。肝心なことを忘れなければ。
当時も今も「その時その状況においてできる限りの最高の技術と設備で移動したはず」。そして当時も今も最後の最後は
運次第
それが冒険。今回、見事運に恵まれた辛坊さんは、やはり偉人と言っていいのだと思います。