メリーランド悪魔憑依事件

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メリーランド悪魔憑依事件
https://en.wikipedia.org/wiki/Exorcism_of_Roland_Doe

  

言わずもがなのエクソシストの元ネタとなった事件です。

エクソシストは少女であるのに対して、こちらは少年。この種の事件の流れはほとんど同じであって、

妙な音がする
さらなる超常現象(大抵は物理的な現象)
悪魔に取り憑かれたとされる人の人格が変わってガーン!
お祓い!

という感じ。この種のエクソシスト話は、上記の流れで「細部がどの程度違うか」という話に終始します。というわけで、現象が同じなので批評も大体同じ。

・証言や現象は本物か?
・本当に悪魔はいるのか?(ただの病気じゃないの?)

そしてブログを書く人ならここに

・神とは何か?

なんてことを書いたりします。その方がそれっぽいから。笑

  

じゃあ僕はどうか?という話ですが、キリスト教に興味がある身としては一番気になるのはこれです。

カトリックについてアメリカ人は、というか、キリスト教の信者はどう思っているのか?

エクソシズムはカトリックの奥義です。僕の知る限りでは、他の宗派ではしていないはず(違ってたらごめんなさい)。そしてカトリックといえば、異端審問だの宗教裁判だのを行った宗派もカトリックでしたね。

というわけで、カトリックはかなり攻撃的で狂信的な宗派だというのが実は僕の意見なのですが、そう考えた場合、エクソシズムというのは、

悪魔と戦う神父かっこいい!

的なことではなく、

そもそもそれって異端審問や宗教裁判と同列じゃないの?

というのが個人的な意見です。あえて言うならイスラム原理主義者と同じレベル。

   

以前僕はこちらで

悪魔=サヨクだと定義しました。話が通じない輩相手に理を唱えることの大変さがエクソシストの怖さの根本だと書きました。

しかし、これを言い換えるなら、

カトリックの教えに従わないものは許さない!

という風に考えることもできるのです。カトリックも実はサヨク的な発想をしているのだということです。自分が絶対に正しいのだという狂信ですね。

そういう意味で、映画も元ネタもやっぱり怖い話です。