中国武漢肺炎で入院した方の話を聞くと

某動画で中国武漢肺炎で入院した方の話をしていました。見ていて、自分が喘息で入院した時のことを思い出しました。

ほとんど同じじゃないかなと思いました。

僕の場合は突然の大発作で、自分では全く何もできない状態で、その時の奥さんに119番してもらいましたが、正直あまりよく覚えていません。

辛すぎて周りのことなんて何にも頭に入ってこないし、いかにして息をするかだけに集中してたので頭はぼんやりで、実は救急車に乗ったことすらよく覚えていません。

明記しておきますが、本当に頭が真っ白になるんですよ。あるいは真っ黒でもいいのですが。何も考えられなくなります。そりゃそうですよね。息ができないのだから。何も聞こえなくなるし、視野もグッと狭くなります。見てるようで何も見てない感じになります。

喘息の発作はその当時は、大中小に分かれていて、僕の場合は明らかな大発作。もはや動くことすらできずに猫背で突っ立って柱にもたれているのを当時の奥さんが発見してものすごく慌てたようです。で、僕の様子を見てこれはただ事ではないと救急車を呼んだのでした。

救急車の件で一つだけ覚えているのは、救急隊員の方(だと思うのですが)から「ここに横になって休んで」と言われたことで、

横になんてなれるかボケー

的なことを一瞬思ったのですが、やはり息ができなかったので何も言えず。どうやって救急車に乗ったのかもよく覚えていませんが、のちに当時の奥さんに聞いたら、前屈みで何かに手をついて突っ立ってたとのこと。

そんな状態なので、真夜中に救急搬送されてそのまま入院となったのでした。

ただし。

喘息のある意味すごいところは、ステロイドで劇的に改善するんですよ。

一週間入院してその間ずっと点滴だったのですが、呼吸自体は入院して点滴を受けてすぐに改善しました。とはいえダメージ大だったので、即退院とはなりませんでしたが。3日目くらいには酸素飽和度も98くらいになり、そうなるとあとは実に退屈な入院生活でしたが。苦笑

僕はそういう経験を数度しています。

 

さて、上記の中国武漢肺炎で入院した人の話を聞くと、ステロイドのない喘息的な感じがします。確かにそりゃ辛い。というか、地獄だと思うことでしょう。

地獄を数度体験した僕はそう思います。

呼吸ができないのは本当に辛いのですよ。僕は喘息持ちなので、言っちゃあなんですが、軽発作も含めたら、割と頻繁にそういう地獄を見てきました。大中小と、発作の段階はありますが、当然全部を経験しています。

喘息の苦しみが少しはわかっていただけただろうか?

なんて上から目線ですが、喘息持ちはそういう苦しみを日常的にしているのです。

 

ちなみに、そういう経験をしてきている僕ですが、今の中国武漢肺炎は「少なくとも日本ではただの風邪」だと思っています。

風邪だと思ってたら肺炎で、それで入院という人もいるしね。ただの風邪でも油断したらそうなる。

ただそれだけのことです。

症状が辛いから中国武漢肺炎を特別視なんてことは僕から言わせてもらえれば

ナンセンス極まりない

ですね。感情論で語るべきではないと思います。