TSUTAYA江別店に行ってきました
場所はここ
僕個人の事情はさておき、TSUTAYA江別店に行ってきました。正確には蔦屋書店江別店でしょうか。
淡々と想いを書くなら、とても小綺麗で感じの良い本屋さんでした。
感情を込めて書くなら、まさに今風で、本の配置もわかりやすく、かつおしゃれ感満載の店舗空間で居心地よい本屋さんでした。
大真面目に書くなら、個人的にはレイアウトがなかなか素晴らしい感じでしたね。照明とかもちゃんと考えているのがよーくわかりましたよ。居心地いいです。壁面の書棚はわざと高くしていると思うのですが、そのせいで本がたくさんあるいう錯覚を起こさせてくれて、それがいい雰囲気出してます!
手の届かない部分には明らかに売る気のない(であろう)洋書を配置してるんですね。実際に欲しいとなったら売ってくれるんだろうか?
いずれにしても、やっぱり本屋さんには本がたくさんないとね。だから雰囲気作りはとても大事なことです。
これは良さそうで良くないんじゃないかなと勝手に思ったのは、例えば食べ物関係の棟には実際に食品コーナーとか食器コーナーがあったり、あるいは洋服とかインテリアの本の棟にはそれ関係の本があるというように、テーマを作っているようなのですが、少し見た限りでは、必ずしも関連本があるからといってその本を見ているようではない気がしました。かといって洋服とかインテリア的なものを見るかと言えばそうでもなく。
注意力がちょっと散漫になるかなぁと思ったのです。
そもそもそれを強く思ったのは函館のTSUTAYAでして、店舗面積こそ大きいけど、レイアウトはよくないんじゃないかと勝手に思ったものです。本がありそうでなく、どこを探せば良いかもわかりにくく、そして本を売りたいのか違うものを売りたいのかもわからず、かなりぼんやりとぼやけた印象を受けてしまったのです。
多くのお客さんを呼びたいという気持ちはわかるのですが、それならスーパーの一角を本屋にした方がまだ良かったのではないかと思っちゃったのですよね。
もちろんこれは僕個人の勝手な意見であって、そういう売り方の方が実際にはちゃんと補完しあっていて、どっちの売れ行きもいいのかもしれません。
TSUTAYA江別店は、函館店ほど雑多ではなく、何よりも棟に別れているから、そういう意味ではわかりやすくなっています。やはりレイアウトは大事ですね。
大事なのは、いかに本屋に来てもらうか。
そのための工夫だと思いました。
閑静な住宅街の一角にあるのですが、近隣の風景とも溶け込んでます。そういうのも大事ですよね。偉そうで申し訳ないのですが、ほんとに良い感じの本屋さんです。頑張って欲しいなぁと素直に思います。僕個人は本屋さんがものすごく好きなので、本屋があればなにはともあれ入ってみたくなるような性格。だから思い入れがあるし、おっさんって無駄な一家言があるのですよ。
だからついつい言いたくなったまでのことです。
マイナス面を付け加えるなら、やはり本の数と種類は札幌市のジュンク堂には遠く及びません。ちょっと専門的な本となると、アマゾンに頼るのが一番だと思っちゃうのは仕方ないことなのでしょう。僕は札幌市のジュンク堂が一番のお気に入りですが、やはり圧倒的な本の数!本屋はこうでなければと思わせてくれるのです。特に3階なんて、僕からすれば、
ここは楽園か?
ってレベル。黙って1時間以上はいることができます。実際に入って出たら日が暮れていたという時があるので、どれだけ僕が3階を愛しているのか分かっていただけると思います。表紙を見ているだけでもほんとに楽しいのです。
もちろん札幌以外で、そんな「誰が読むのかわからないような」「売れそうにもない」本を置いておけるほどの体力のある、あるいは地元のニーズがある本屋なんてそうそうないでしょう。
だから、札幌市以外の本屋さんにはそんな要求なんてする気もないし、売れ線の本をおけば良いのです。実際微妙に売れてる本が違っていて、それを見るのも楽しいので。
ほんと、本は楽しい。
本屋さんにはますます頑張って欲しいです。