欲求のために発情する人々

wikipediaより

カムイ伝ははだしのゲン並に、本当に唾棄すべき作品だと思います。

実は若い頃は熱中して読んでいました。そんな自分を今振り返ると、まさにこれこそが若気の至りってやつだと心底思います。若いうちでよかった。

今も熱中しているようなら、それこそ

頭がおかしいと言わざるを得ない

からです。

この手の物語によくあるパターンですが、対立構造を作り出して、つまりは敵味方(善と悪)の構図を作り出して、それで何がしたいのかというと、言い方を変えるなら、どう誘導したいのかというと、それはたった一つしかありません。

その物語を読んでいる自分はもちろん正しい側である

というアピールを読者にさせたいのです。

そしてまさにこれこそが洗脳なんです。

カムイ伝で描かれている農民の苦悩。その苦悩にシンクロした読者はこう思う。自分は弱い者の味方である。だから自分は正しい。間違っているのは権力者の側だ。権力者を打倒しろ!

なんという洗脳。

そして立派なサヨク誕生となるのです。

今風に言うなら暴力を平気で使うサヨク爆誕!

だって自分は正しいのだから。正しい自分がすることは常に正しいのだから。

そして、心底悍ましいのは、まさにそういうレベルの一種の未開人野蛮人が一定数いるということなんです。

  

いわゆる共産思想ってのは、僕はもう1mmたりとも信頼できない、人類が作り出した最も異常な野蛮思想だとずっと言ってますし思ってますし、そんな狂った思想をほんの少しでも評価するなんて言ってる輩は、これまた1mmも信用できない野蛮人だと考えているのですが、一方ではそこにハマってしまう輩のあまりに貧弱なものの考え方は、実はわからないではないです。すなわち

・自分は良い人なのだというアピールをしたい
・相手に対して無条件無制限に暴力を振るいたい

この二大欲求をどうしても発散したいからこそ共産思想に走るのです。例外はありません。共産思想やその類似の思想(フェミ、ジェンダーなど)に走る輩は全てこの二大欲求を発散したくてしようがないのです。

  

さて、最近思うのは、そんな100%欲求のままに動く相手に対して「理性を持って接しようとしている方々」のこと。

結局はそういう方々も、ある種の野蛮人ではないかと思い始めています。なぜなら結局はそういう方々も

・自分は良い人である
・自分の正しさを証明したい

アピールに終始しているからです。話せばわかるというのがかなりのインチキだということがようやく浸透してきている昨今ですが、「論破」つまり論でもって相手と対峙するということにこだわるあまり、結果として世の中をますます混乱させているのではないかと思えてならないのです。

例えば、是々非々。

是々非々と言いながら、ちっとも是々非々ではなく、ダメなものに対して

これこれこういう理由だからダメだと思うんだけど、どうなんでしょうね?

と、常に理性人アピールを欠かさないというのはどうなんだろう?そもそも気狂い人間はそんな話をただの1秒たりとも聞いてないし聞かない。彼らは100%自分本位の二大欲求をどうしても発散させたくて発情(発狂)しているのだから、発情が止まるまでは他のことなど考えられるわけがないじゃないですか。オナニーしている最中に数学の難問を考えるような人は一人もいません。

そういう相手に対して、いつまでも延々と自分は理性人アピールをして、

何かが良くなった例が果たしてあるのか?

と僕は問いたいですね。自分を理性的だと自負している人たちが良い人アピールしている間にもジェノサイドはどんどん進んでますよ。ジェノサイド完了してから「動かぬ証拠がある!」などと言ってもなんの意味もありませんよ。中国人の土地買い占めだっていくら理性的に訴えても何にも進まないしね。現在進行形がそのまま進んで歴史になったら変えようがありません。変えられるのは現在進行形で起きている事柄のみ。

  

僕は、是々非々というのは、かなり残酷だと考えています。そもそも是々非々というのを局所的に使うという捉え方をしているのは間違っていると僕は思います。

是々非々で考えるなら、

悪いのは中国共産党なのであって、中国人は悪くないのだ

ではなく、

悪い行為をしている輩は悪い → 悪いのは誰? → 中国共産党が主導している中国という国そのもの

ダメなものはダメなのです。中途半端ではなく文字通り全部がダメということ。悪いのは中国共産党とか言ってる限り、絶対にジェノサイドは無くならないのです。絶対に、です。

なぜなら、中国共産党を作り出したのは、その土壌は、他ならぬ中国人なのだから。

理性的人間アピールをする人には、是々非々ができない。どうしてもできない。なぜなら「自分は理性的な人間アピールをしたい」から。そこから抜け出せないから。彼らもつまりはオナニーしたいのです。だからこそ悪いのは中国共産党と言ってしまうのです。

是々非々の是と非のスケールを「自らの都合で拡大したり縮小したり」するのです。そういう意味では是々非々という言葉は本当に都合がいい。だから理性アピールをする人は是々非々と言いたがる。

ジェノサイドは悪です。

それを行なっているのは中国です。中国共産党が「主導している」のは確かですが、その主導によって動いているのは中国人に他なりません。

中国お得意の易姓革命でもして共産党を打倒すりゃいいじゃないですか。

  

是々非々とは「ダメなものはダメ」です。

例外を作ろうする時点で、是々非々ではなくなります。なんで例外を作りたがるかな?

理性的人間をアピールする人はいつでも「例外を作りたがる」。

もうそういうのはやめませんか?

でも当然のことながら、やめることはできません。だってオナニーの最中なのだから。