知性と痴性
母は「野生の王国」が大好きでした。
日曜日の7時半に放送されていたドキュメンタリー番組です。
ライオンがシマウマを追いかけて、そして捕まえて食べる。そういう弱肉強食のシーンがたくさんありました。
母は
「ほら、逃げろー」と画面を見つめ、そして「あーなんで食われるのさ」と憤っていましたが、顔を歪めるでもなく、楽しそうに見ていました。
母は人でなし?
当然違います。
運よくハンターから逃げた草食動物を見ると満面の笑顔で「よかったー」と言ってましたしね。
そんな感じで一喜一憂していましたが、もちろん母はわかっていました。野生の世界は弱肉強食なんだってことを。ライオンだって食べないと死んでしまうんだってことを。
食われたら嫌だけど、食うのも食われるのも仕方ない
違う角度から言うなら、
どう思うのかはその人の勝手だけど、世の中の仕組みは自分の思い通りにはなっていない
もっと単純に言うなら
当たり前のこと
母は理解していたのです。当然のことなんだと。
そして、私小説を好む輩(あえてこう書きます)は、そこが本気でわかっていないのです。サヨクとリベラルの一部もそう(なぜ一部なのかは後述)。
食べられる動物がかわいそうだという自分の気持ちに寄り添え!分かれ!従え!
とゴリ押しする。これが私小説を好む輩の正体です。そしてそういう自分の気持ちに寄り添えない人を全力で攻撃する。世の中の仕組みが間違っている、ライオンがシマウマを食べるのはおかしい!と憤慨し、ライオンを殺そうとする。そういう連中なのです。
シマウマが助かるためなら、ライオンはのたれ死んでもいい!
そういう連中なのです。あるいは無駄に考えすぎて、両方がなんとか報われる世界を望むなどという詭弁を弄し、そういうことをキリッとした眼差しで考える自分って素敵!などと自分に酔う輩もいたり。悩みながら自分に酔いながら夕食に焼肉食ったりしてる矛盾に気づかなかったりする滑稽さですが、あるいはそこまで考えが及んだとしても、今度はベジタリアンだのヴィーガンだのといった、これまた歪んだ発想に到達したりして、結局は、何がなんでもどうしても
単純な事実を受け入れない
そういう連中なのです。真実は他にある!とかなんとか詭弁を弄したり。そしてその歪んだ発想が露骨に出ているのが
フェミニズム
ジェンダー
ポリティカル・コレクトネス
なのですね。極めて凶悪で歪みまくった思想そのものです。単純な事実を絶対に受け入れないという極めて偏狭な痴性が生み出した怪物です。そういう輩に限ってしたり顔で言いたがるんですよ。
世の中は単純じゃない
って。ちなみに僕は極めて単純だと思っていますが。
痴性の発揮により、世の中はどんどんめんどくさい方向に走っていますが、世の中は単純なもので、それならそっちで金儲け!とばかりに頑張っているのが一部のサヨクとリベラルの方々。実は私小説好きタイプの歪んだ性根については理解していて、「そういうのは馬鹿げている」「あいつらはばか」と思っている人も多いんじゃないかと僕は思っているのですが、馬鹿げていようと金儲け!というわけで、せっせと利権を作って税金を掠め取ろうとしている輩もいるのです。
というか、サヨクやリベラルのビジネスはなんとかトリエンナーレでわかるように
いかに税金を搾取するか
にかかっています。彼ら彼女らにとっては、馬鹿は搾取の対象であって、私小説を好むような輩なんてものは格好の餌、いい鴨でしかありません。自我の肥大化した輩を弄ぶのは、むしろ楽しいぐらいに思っていることでしょう。焚き付ければどんどん金を生み出してくれるし、金を出してもくれる。
気持ちはわかるよ。日本は悪い国だね
とにっこり微笑めば、あとはいくらでも金になる。やめられないですよね。
シマウマのためにライオン皆殺しでみんなニコニコ。
ライオン?
悪は滅べばいい!
ちなみに、最近流行ってるらしい「異世界に行ったら最強だかなんだかって」類のジャンルもまさに私小説的で、かなり歪んでるなーと書いておいて、無駄に敵を作っておきます。