スタンド攻撃を受けたので、マタイ受難曲を聴く
スタンド攻撃で厄災を受けているのですが、どうすることもできず。あまりにも圧倒的な攻撃になすすべなしです。
ついにはストレス太りで腹回りも大変なことに。
あまりにも攻撃が辛く激しく、けれども全くもってどうにもできない自分の不甲斐なさに、僕は涙しました。
そして僕は思いました。
そうだ!マタイ受難曲を聴こう
と。
別にキリスト教徒ではないし、キリスト教の神も全く信じていない僕ですが、僕はバッハが大好きで、そしてマタイ受難曲は学生時分から聴いているのです。
そもそもの始まりは友達からバッハのカセットテープを借りたこと。バッハはすごくいいよと勧められた僕は家に帰って早速聴いたのです。それはバッハ全集的なもので、一つのカセットテープにバッハの名曲があれこれ入ってるもの。有名どころの曲が満載のお得なカセットテープでした。
・ブランデンブルグ協奏曲
・G線上のアリア
・無伴奏チェロ組曲
・トッカータとフーガ
有名どころの曲は何度聴いても素晴らしく、頭の中で音楽が鳴りっぱなし。友達には大変申し訳ないのですが、半年ほど借りっぱなしでテープを伸ばしてしまい、同じものを買いに行ったら同じものがなく、違うバッハ全集を「ごめんなさい」と謝って渡したら「そこまで入れ込んだの?」と快く受け入れてくれました。
さて、そのカセット中で僕が最も感動して聴きっぱなしだったのが、マタイ受難曲の最終合唱
「われらは涙流してひざまずき」
でした。
こんなに素晴らしい曲は聴いたことがない!!
単に曲を聴いただけで大感激して泣いたのは生まれて初めてのことで、これまでの人生の中ではこの曲ともう一曲の二曲だけですが、以後、僕にとって「クラシック=バッハ」となってしまったのです。
やはりこの曲こそ音楽の最高峰だと僕は思います。ちなみに、色々なマタイ受難曲を僕も僕なりに聴いてきましたが、カール・リヒター以上のものはありません。それ以外は違和感があってもはや聴けないレベルです。
言葉はわからないのですが、この美しさ。美しいとはこの曲のためにある言葉かと。
マタイ受難曲は非常に長いので、最初の曲だけ知ってる!という人が多いのではないでしょうか?もちろん最初からいきなり素晴らしいので、最初の曲だけ知っててもなんの問題もありません。
YouTubeの凄さですね。この曲も本当に何度も何度も聴きました。聴くたびに泣きそうになります。アンドレイ・タルコフスキーのサクリファイスの冒頭に流れる曲ですが、曲も映画も本当に素晴らしく、どちらも僕にとってはなくてはならないものになってしまいました。
ありがたい訳付きの全曲。3時間を超える大作ですが、ぜひどうぞ。
僕もこの素晴らしい曲で、スタンド攻撃をはねのけたいと思います。