オリジナル・ナイト・ストーカー

wikipediaより

犯罪者は本当に悔い改めるのか?

僕は実はそんなものはどうでもいいと思っています。

特に殺人罪の場合は無意味だとすら思っています。悔い改めたら死者が生き返るならまだしも、絶対に生き返らないだけの被害を与えておいて、ごめんなさいこれからはいい子になります!とか言われても

はぁ?

で終わり。国が責任を持って、しっかりと死刑にしてくださいとしか言えません。被害者が惨たらしい死に方をした場合、同じような苦痛を与えるべきだと心から思っています。

 

オリジナル・ナイト・ストーカーとは、1974年から1986年までの約10年の間に、カリフォルニア州で少なくとも13人の殺人、50人以上の強姦 、100件以上の強盗を犯したシリアルキラーのことで、ゴールデン・ステート・キラー」や「イースト・エリア・レイピスト」とも呼ばれていたりもします。

そもそも違う事件だと思われていたものが同一犯人の仕業だと分かったのであって、だからニックネームも複数あるのです。詳しくはこちら

https://ja.wikipedia.org/wiki/黄金州の殺人鬼

30年以上経った2018年に、上記の事件の犯人は捕まったのですが、DNA鑑定がなかったらこのまま捕まらずに死んでたであろう当時72歳の爺さんも、さぞや驚いたことでしょうね。30年以上も大丈夫だったのです。これはもう逃げ果せたと思ってたのではないでしょうか?

捕まってよかったです。あとは死刑!

……とはいかなかった。

 

キリスト教徒にとって、罪とは神が決める(そして捌く)ものです。つまりは神の権利なのです。その神の権利を人間が行使していいのか?だから死刑反対なのです。つまり、死刑反対には「キリスト教の考え方」が深く関わっています(ちなみに、人権という考え方もキリスト教の考え方が根底にある)。

大量に人を殺した殺人鬼が死刑にならないのは、それが例え72歳の爺さんだろうと、少なくとも僕には納得できません。僕はキリスト教徒ではないから、キリスト教のバックボーンがないからです。大勢の人を自分の欲望のままに殺しておいて、それで俺はもう車椅子の爺さんだからいろいろ忖度しておくれなどと吐かされたら、じじいだろうとぶん殴りますね。うんと苦痛を与えてあげたい。

死んだ被害者は苦しんで死んでいったのだから。

'Golden State Killer’ addresses the court: 'I’m truly sorry’
https://abcnews.go.com/US/living-witness-teen-dads-murder-confronts-golden-state/story?id=72473195

記事の原文では

“And I’m truly sorry to everyone I have hurt. Thank you, your honor."

って、まあ、自分はのうのうと生きてきたんだから、そんな程度の言葉しかないとは思うのですが、殺された方やその遺族らはたまったものではないね。

にしても、このシリアルキラーの娘さんたちは本当に辛いだろうな。

いっそ死刑にした方がまだ気持ちの整理がつきそうだと思うのは僕だけだろうか?自分の父がとんでもない殺人鬼で、さらにはこれまでのうのうと生きてきて、そんな殺人鬼の子供として自分たちも人生を生きてきて、しかも結末はと言えばモヤッとした終身刑とか、これで「キリスト教の教えだから仕方ない」ってすっきりできるんだろうか?

文化の違いだから、あるいは少しの葛藤の期間が過ぎたら「これも神の御意志」とかなんとか考えてすっきりできるのかもしれないけど、少なくとも僕には無理ですね。

娘さんたちにとっては、むしろこれからの方が地獄かもしれない。