ヨークシャー・リッパーこと、ピーター・サトクリフから学ぶべきこと
日本のシリアルキラーである座間9人殺害事件の白石隆浩被告(29)に対する報道は散発的に続いていますが、発覚当初は報道が凄かったですね。
日本でもこんな異常な事件が起こり得るのか!的なセンセーショナルさがありました。しかし、どの国であろうと、異常な人間は出てくるものです。日本も例外ではなかったんですね。
僕は、性格的にあまり詳細には上記事件に触れていません。裁判が終わって死刑になって、そうしたら誰かがしっかりと整理するだろうから、それを待ちたい。そういう気分です。特にこの種の事件があると、お利口さんぶった人たちが
なぜこのような事件に及んだのか?
幼少期に何かあったのでは?
的な「推理ごっこ」をするのが本当に不快だし、それを避けたいからというのが大きいです。何度でも言いますが、不幸な生い立ちなら人を殺していいとか犯罪に手を染めてもいいなんていうのは僕には到底納得できない。乱暴に言うなら、
あーかわいそうに辛い人生だったね?けどなら人殺していいの?ふざけるな!死刑!
です。ふざけた輩が僕に被害を及ぼすようなら、僕は全力で反撃します。
ところで、この種の事件の被害者は多くが女性。座間9人殺害事件に限らず、シリアルキラーの標的は女性。
ヨークシャー・リッパーことピーター・サトクリフの犯行もまた、女性に向けられました。女性は男性のように「このクソ野郎!」などと反撃してこないし、肉体的にもどうしても弱い傾向が強い。だから加害者からすれば、もうやりたい放題なのです。
ピーター・サトクリフ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ピーター・サトクリフ
wikiなどによらず、例えば僕の記憶が確かなら、コリンウィルソンの現代殺人百科にこの事件が載っていたはずなので、wikiより詳しく知りたい方はその種の読み物を読むなりしてくださればいいのですが、いつも思うのはその異常性の引き起こす女性への残虐さへの恐怖です。
異常性といえば、当時のソ連を恐怖のどん底にたたき込んだアンドレイ・チカチーロなども思い出すのですが、両者ともその異常性は主に「性的な劣等感」が引き起こしています。逆に言うなら、
「性的な満足感があったならそういうことをしないのか」
とも思えますが、上記の場合は、犯罪そのものが「性行為の代償」だったりするだけにたちが悪いですよね。それっぽく言うなら、歪んだ性のはけ口にされてしまう女性って感じでしょうか。しかも女性の中でも比較的底辺層とされる売春婦が襲われるのです。売春婦って命がけだとついつい思ってしまいます。
僕にも当然のことながら、性的衝動がありましたし、今でも(かなり希薄になってきましたが)あります。
その衝動は多くの男性にもあるはずで、けど、多くの人たちはそれなりにその衝動と付き合って、そしてそれなりにコントロールしています。女性にはわからない衝動ですよ。とにかく強烈なんです。性風俗がなくならない理由だし、性風俗以外の風俗も、芸能も、アイドルも、女性が絡むありとあらゆるものがなくならない理由の一つは、間違いなくこの男性の性衝動です。
この衝動のおかげで女性はいい思いをたくさんしているのです。
けど、稀にはひどい目にも遭う。
その酷さのレベルはイコール性衝動の激しさですが、それだけ凄まじいのだと思い知るのです。
そんな凄まじい衝動と(主に若い)男性は「戦っている」のだと女性には理解してほしい。
特に「女心が分かってない」とか物知り顔で上から目線の女性には、深く理解していただきたいものです。
もちろん理解したから許せとは言ってませんし、犯罪者はきちんと罰を受けるべきです。殺人に対しては死刑で。