札幌市民にのみ通用する暗号

友達はいないけど、知り合いはいるのです。

札幌に来て、そんな知り合いができた頃、飲みに行こうということになり、待ち合わせ場所を決めようとなった際に

「じゃあ南9西4のセブンで」とか
「南3西4のローソンで」とか

とにかくそういう言い方なのです。そしてそれでみんな「おー」「わかった」なのです。

何がわかったの?

僕にはほんとにピンときませんでした。今でも実はピンとこない。

札幌(といっても中央区のみなのですが)はいわゆる碁盤の目のような作りになっています。碁盤の目のように東西南北に道路が伸びていて、ブロックごとに番地を分けているのですね。

そして札幌市民は、それをちゃんと理解しているようで、だから「南○西○で!」というような言い方をしているのです。ちなみに、大通公園から南側が南○条、北側が北○条となっていて、東西は昔あった創成川(今は公園になってる)を境にして別れています。

この土地勘があること前提で、札幌市民は上記の暗号を使うのですね。また、道路にもここがどこなのかという標識がもういたるところに出ているので、それを見れば一目瞭然だよね?という感じにもなってます。

確かに。

そうだろうけれど。

僕はいまだに慣れません。

所詮僕はよそ者。一生札幌市民になんてなれないんだ!うおーーーーー

 

というのはさておき、僕は土地に関してはそういうのは大変苦手です。名前を覚える、町名を覚える、電話番号を覚える、という「丸暗記型」が大変苦手。

テストの時も、試験で最初に出る「サービス問題」(丸暗記さえすれば大丈夫)が苦手だったレベルなので、土地に関しても「南○西○で!」とか言われると

?????????

どうしてもそうなってしまうのです。

僕の場合はどうしてもイメージありき。例えば時計台に行くとして、最初はわからないので、とにかく地図で調べて行く。あるいは誰かに聞きながら行く。これしかできません。イメージがないので。

けど、そうやって一度行くと、周りの風景とかも覚えてしまうので、時計台まで行く道順にあるものはもう大丈夫!この道の向こうに見えたあれだね!とか、この道沿いにあったね!とか、チラッと見えた看板がそういう名前だったけど、それかぁ!とか。イメージが浮かぶのです。

そういう感じです。

ちなみに、僕はナビがだめです。全く使えないです。地図で見て、

あ、ここの近くだ!ならわかる!

大抵はこのパターン。あとは何も見ないでOKなのです。

 

 

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