昭和の匂い
僕は昭和生まれですが、確実に昭和の匂いというものはあります。
最近はYouTubeでものすごくその匂いを感じています。例えば初代ウルトラマンなんて、なんとも素晴らしい昭和の匂いがします。たまりません!ウルトラセブンも同様!ウルトラマンレオまでのウルトラ兄弟たちの昭和くささたるや!(うっとり
初代仮面ライダーからストロンガーまでのライダーたちも強烈な匂いを放っています。最高ですね!これまたうっとり
白黒アニメは僕よりも前の世代なので、実はうっとりすることはないのですが、その代わりになぜか「ワクワク」します。
しかしこれがカラー、例えばガッチャマンとかキャシャーンとかタイムボカンシリーズとなると、やはりうっとりします。
矢追純一のUFOシリーズも素晴らしいですね!うっとりせずにはいられません!割と真剣に見てしまいます。どうしてもこの番組が見たいがために、家族で行く温泉にもついて行かずに留守番して、そして家の中に一人でまんじりともせずに見てたのはいい思い出です。
昭和の番組のあの独特の画質。独特の音。CM。どれもこれもが僕をうっとりとさせます。
正直、今風のきれいな画質にはあまりこだわりがありません。ハイビジョンと言われてもなんの感動もありませんでしたし、今の4Kにもあまり心を動かされません。きれいな画面を見て思うのは「きれいだな」だけ。
昭和の映像はきれいでないからいいのです。粗い粒子って感じのあの画面に僕はときめきます。冗談ではなくね。くっきりバッチリな画像が悪いと非難することはありませんが、くっきりバッチリな画像って、実はどんなにきれいに合成処理をしても「合成」って感じがしてダメなのです。例えば僕は最近のウルトラマンや仮面ライダーを見ることができません。いかにも「この合成すごいだろ?」的に頑張りすぎてるから。それが逆に浮いて見えてしまう。
昭和の画像、粒子の荒い画像での合成にはそれがない。合成が妙に違和感なく馴染んでる感じがします。画質が悪いからこそなのです。画質を含めて世界観が統一されているというか。
うまくは伝わってないかもしれません。
単に僕の勝手なこだわりってだけのことだし。
けど、僕にはこれはとても大事なことです。素晴らしい昭和の匂い。僕がテレビを全く見なくなった理由でもあります。テレビを処分してもう10年以上経ちますが、なんの後悔を感じないのも、やはりこの昭和の匂いゆえ。
なるほど、これが老化というものなのかもしれないですね。