音楽を聴いて涙を流すおっさん
青春の影。
あまりに好きすぎる曲なので、財津和夫さんのライブバージョン版も、そしてもちろんチューリップ版も買ってしまったのです。そして何度も聞いては涙を流しています。
大袈裟ではなく、本当に泣けてしまって仕方がありません。
35歳頃から、突然ものすごく涙もろくなったのです。
ものの考え方が変化したのでしょうね。
それにしてもチューリップ版は本当にいいですね。飾り気がないのが素晴らしい。
色々削ぎ落としたらこうなったという感じ。
古い曲ってやっぱりいいなぁと思うのは、取りも直さず「シンプル」だからなのです。余計なテクニックてんこもりみたいな今の曲(とにかくアレンジしすぎなのは、アプリやソフトで曲を作るからなのでしょう)とは違い、ちゃんと楽器を演奏して、奏者のテクニックにほぼ依存する曲というのは、なんというか、感性が滲みてくるというか。
アレンジ自体が悪いとは全く思わないのです。僕はKate Bushが死ぬほど好きですが、彼女の曲はアレンジに対するこだわりのレベルがものすごい。けれどもそのアレンジは「アプリやソフトを使えばこれだけのことができるよ!」アピールではなく、あくまでも「表現したいものを追求したらこうなった」レベル。とにかくアレンジ命ではないのです。
君の心へ続く
長い一本道は
青春の影というのは、恋の歌ではなく、愛の歌。愛ってなんのかといえば、無償ってこと。見返りがないということ。何がどうあれ自分は愛しているということ。見返りを求める時点でそれは恋。見返りがなければ即おしまいなのが恋。
状況がどうであろうと、なんの見返りがなくても、それでもその人を求めるのが愛。ずっと続くもの。
やっぱ無理、別れる。これが恋。途中で終わるもの。
前にも書きましたが、結婚に必要なのは愛です。お金じゃありません。お金は人生に必要なものです。けど、金があるから結婚できるとは限らないのですよね。
