昔の寿司と今の寿司
半年ぶりくらいに寿司を食べたのです。やったね!
やっぱり美味しかったです。
寿司ってなんであんなに美味いんだろう?和食の真髄と言ったら大袈裟ですか?けど、僕はわりと真剣にそう思っています。これだけシンプルなのに奥が深い食べ物ってそうないなと思うのです。
さて、寿司を食べているときに思い出したのですが、こういう話を連れにしました。
回転寿司の出る前は、寿司ってのはものすごい高級品で、なかなか食べる機会がなかった。ある時仕事の先輩に連れられて、初めて寿司屋の暖簾を潜った。いかにも高級店という感じで、一人ではとても入れないようなところで、そこで先輩から寿司をご馳走になったのだけれど、松竹梅のランクから先輩は何を思ったのか、一番高い松を選ぶと「二人前ね!」と。
そして出てきたのは、今僕らが食べているこの寿司よりもネタも少なく、量も少なかったけど、僕は緊張してしまって、味がよくわからなかった。なぜなら社会人になりたての僕でも、寿司は高級品だと知ってたから。
けど、会計の際にチラッと勘定を見てしまってびっくり。2万円の文字が見えたのだ。
何度も頭を下げて「ご馳走様です」
当時はバブルの時代だったけど、それでもその値段は強烈に覚えています。
そんな当時の寿司と、今の寿司を見比べると、正直、今の寿司の方がいいですね。もちろん当時の寿司屋を否定したいわけではないのです。この四半世紀で、寿司はとても身近になってしまったのだから、いろんな意味で仕方がないのです。
けど、僕には寿司はまだまだ「特別な食べ物」
だから、記念日などの特別な日にしか食べないのです。
すき焼きなんかもそうかな。特別は時に特別に食べる、そういう食べ物が皆さんにもあるとは思いますが、とても大事なことです。ぜひとも継続していってくださいね。
言われんでもそうするわい!
とか言われそう。笑
