この時期になると札幌の路面に大量に出現する砂の話
札幌は雪がだいぶ溶けて、自転車で走れるくらいにまでなりました。例年よりも早いのかな?遅いのかな?それはともかく、雪が溶けて路面が露出すると、とあるものが目立つようになります。
そうです。その目立つものとは、ずばり、砂。
今の札幌の路面、特に歩道はかなりの砂まみれ砂だらけになっているところが多いのです。なんでこんなに砂まみれ、砂だらけかというと、もちろん冬季間に雪道で滑らないようにするために砂を巻くからですが、冬季はさほど、というかほとんど気になりません。が、かなりの量を撒いているのは間違いありません。札幌のあちこちには上記の写真のような砂袋が入った砂箱があって、そして絶えず補充されているからです。
実際の砂の効果に関しては、僕に関してはこの砂のおかげで転ばないで済んだなんてことは1度もない(ような気がする)のですが、それでも、こうしてたくさん播かれているということは、確実に効果があるということなのでしょう。札幌は案外坂が多いし、中央に川が流れていることから橋も多い。凍って滑る場所は至る場所にあるのです。車が雪で滑って走れないという場面を毎年必ず見るくらいです。
だからこその砂だし、春になって雪が溶けると砂だらけの路面登場!となるのです。
普段から(自分で言うのもなんですが)よく歩く僕は、この時期になると、頻繁に靴の中に砂が入って本当に困るのですが、そのうち自転車が主体となると、そのことも忘れてしまい、そしてまた季節が巡って冬になって春になると、砂が靴に入って「またかよ」と砂の存在が目に付く、というようなことになるのです。
さて、こんなにたくさん路面にある砂ですが、いつも僕は「この砂ってどうなるんだろう?」と思ってました。気づいた頃には無くなっているからです。疑問に思うなら調べればいいのに。というわけでようやく調べたのですが、答えはあっさりと見つかりました。
砂箱の設置と協働による取組み
https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/jigyou/touketsu.html
冬に撒いた滑り止め材(砂)は、春先に札幌市で路面清掃車や人力によって回収しています。
また、住民のみなさまにご協力いただき、公共の場所を清掃いただいた砂やごみは無料のボランティア袋に入れてごみステーションに出すことができます。
そうだったのか!
当たり前のことではありますが、風でどこかに飛び散るままにされている(つまり放置プレー)というようなわけではなかったのですね。
なるほどこれが「循環システム」ってやつかと納得しました。