小銭入れに対するこだわり

財布は持ち歩かないのです。そもそもそんなに財布にお金ははいってないので。
では何を持ち歩くのかというと小銭入れ。これは毎日持ち歩きます。

毎日持ち歩くので、それなりのこだわりがあるのですが、この度、ほぼ10年使った小銭入れがあちこち壊れて修復不能となりました。自分のこだわりにぴったりだったまさに愛用の小銭入れだったので、本当に困りました。大袈裟ではなく「喪失感」。今風に言うなら小銭入れロス。手にしっくりしてたし、大きさもちょうどいいし、そして何より大事なとある構造になってたし。

ああ。困った、本当に困った。

そもそも財布を持ち歩かない大きな理由は、財布にお金が入ってないからだけではなく、財布の持つ「ある構造」が僕には受け入れられなかったからなのでして、だから小銭入れだったのです。

なので今回、その構造を持つ小銭入れを探すべく、僕は札幌の街をあちこち彷徨いました。大袈裟に書きましたが具体的には100均です。ダイソーとかキャンドゥです。でも、僕のこだわりに合致する小銭入れはどこにもなくて、本当に困りました。そもそも壊れた小銭入れはダイソーで買ったものだったので「なんでダイソーにないんだヨォ!」「オーノー!」でした。

しかしようやく見つけたのです!やった!ちょっと大きいけど、それはいいでしょう。お値段も税抜き200円でしたが、不満はありません。色なんて黒しかなかったので選択しようがないからこれでよし。というわけでこれです。これに決めました。これからよろしくね!

なんだ、ただの小銭入れじゃねぇか。

確かにそうです。けど、これ、僕のこだわりにバッチリ答えてくれているのです。では僕のこだわりとは何か!他の小銭入れにはない、僕が執拗にこだわる「ある構造」が、この小銭入れにはあったのです!というわけで、そこまでこわった構造とはずばりこれ。

おわかりいただけたでしょうか?そう。仕切りです。僕のこだわりは仕切りのある小銭入れなのです。小銭がごちゃっと入っていたら、一体いくらあるのかわからないじゃないですか。僕はそれが嫌で嫌でたまらないのです。小銭が一体いくらあるのか、それをはっきりさせるために必要なもの、それが仕切りなのです。僕は片方に500円100円を入れ、それ以外の小銭をもう片方の仕切りに入れるようにしているのですが、これでバッチリ目視ですぐに小銭の総額が分かります。

小銭の種類ごとに分けて入れることのできる透明なケースのうほうがいいのでは?と思われるかもしれませんが、入れるのも出すのも案外面倒なんですよあれは(経験済み)。そんな無駄な時間を費やすのはナンセンス。それに比べたら、仕切りのある小銭入れの方が出すのも入れるのも圧倒的に楽なのです。

僕は面倒は嫌いだし、もやっとしているのも嫌いです。

あれ、小銭いくらあったっけ?

というのは僕の精神衛生上はかなり良くないのです。ものは試しとばかりに仕切りのない小銭入れも数日使ってみたのですが、わーもーなんだよこれめんどくせー!と無駄にイライラしてしまいました。

やはり、お金はいくらあるのか常にはっきりさせないといけません。財布には小銭用の仕切りがないので、だから最初から明確にカードとお札のみしか入ってないし、それ以外は一切入れないようにしています。それで手持ちのお金がいくらあるのかはっきりするし、カードも幾つ持っているのかはっきりします。大金を使う用事があるときだけ持ち歩けばいいので本当にスッキリします。

小銭入れも同様に、いくら入っているのかがわかれば、買い物のプランも楽にできます。

金回りは常に明確にしておきたいのです。以前はアプリでいちいち記録してましたが、今はやめました。そういう事をしなくても金の流れが見えるからです。そしてそのために必要なものの一つが「仕切りのある小銭入れ」。

いや本当にこれでスッキリしました。というか、今日の僕の小銭の額を知られてしまいましたね。笑

いやもう小銭入れを買ったから、今日の夕ご飯は抜きにしないと。笑