北海道に出された緊急事態宣言

昨日、北海道に出された緊急事態宣言。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/kak/kinnkyuuzitaisengenn0228.pdf

骨子としては「できるだけ外出は控えてください」というもので、僕は素直に賛成します。そもそもこれは安全性の問題。ならば

やりすぎでちょうどいい

のであって、これまでの日本政府の「あまりにもやらなさすぎ感」からすれば「やってる感」があります。いいことだと僕は思います。そういえば政府もようやく「大規模イベント自粛」やら「休校」などの"要請"をしましたが、これまたいいことだと僕は思います。なので支持します。

さて、そんな緊急事態宣言が出た翌日、つまり今日なのですが、毎週土曜日は買い出しの日となっている僕なので、もちろん(すみません、緊急事態なのに)今日もスーパーにでかけたのですが、ここからは僕個人の正直な感想を書いておきます。

ニュースではどう配信されているのかはわかりませんが、少なくとも僕の移動範囲内では

・人通りはいつもどおり
・車通りもいつも通り
・店舗等の休業等の張り紙はなし
・スーパーは確かに混んでいるけど、これも「いつも通り」

でした。つまり緊急事態宣言は出されているものの、いつも通りの日常だということです。札幌の中心地には行ってないのでわかりません。札幌駅や地下街はどうなってるんだろう?そこはいつ行ってもすごい人通りなのですよ。

一方で僕の移動範囲内では、確かに緊急事態宣言チックな状況もありました。それは

・ティッシュやトレイットペーパーを買う人が多く、店舗によっては売り切れになっているところもある
・普段は列のできないドラッグストアでもレジ待ちの列ができている

デマに振り回されてしまってるということでしょうか。けど、僕はそれを上から目線であれこれ言うつもりはありません。ネットがない時代だったら、確実に僕も踊らされていたでしょうから。

それに、一昨年の大停電の時からすれば、全然問題ありません。あの時は電気がなかなか復旧しなかったし、だから一時的にネットも使えなかったし、スーパーから本当に物がなくなるし、全くもって笑えない状況でした。もしもあの停電が冬に起きていたら何人死んだかわかりません。それくらいにすごい状況でした。

それに比べたら、今回の緊急事態宣言なんて全然なんでもありません。雀は元気にピーチクパーチク鳴いてるし、至って普通の日常です。

  

ところで、いつもと同じような感じなら、別にそんな緊急事態宣言なんてしなくても良かったんじゃないかと思う人もいるかもしれませんね。

僕はそうは思いません。この宣言はそもそも「注意喚起」です。僕はそう捉えました。そもそもこの宣言の前段階として、北海道では小中学校の休校をいち早く決断しています。そして今回の緊急事態宣言を出しました。つまり

なるべく人混みを避けて、感染の広がるリスクを避けてほしい

と訴えているのです。もちろん経済活動を完全にストップさせてしまったら、確実に人が死にます。今は「冬」なので。だから出歩くな家にいろと強制はできない。けど、道としてはできうる精一杯のことをしたのだと僕は思うのです。こんな物々しい緊急事態宣言なんてことまでしなければならないような状況ですよと道民に訴えかけているのです。こんな言葉を言われたら、言われた方だって意識せずにはいられないですよね。

そうなんだ、そこまでなんだ

と。だから意味は大いにあるのです。僕はこの宣言で、道は道民の安全を真剣に考えているのだということがよくわかりました。

ネットに悪口や文句なんかをせっせと書いてワロスだの草生えるだの〇〇ヤメローだの言ってる場合じゃねぇってことなのです。あれこれ言われてますが、基本的にはまだまだ「未知のウイルス」なのだから、これくらい恐れて当然です(未知である証拠として、専門家の意見が今だに安定せず一致せずウイルスの正体も特徴も感染力も不明のままです)。

とにかく道は本気。そして僕らはやれることをやるまでのことなのです。というわけで、僕も買い出しを終えて早々に帰ってきました。

そもそもマスクが今手元にないので、なんとなく外に出辛いのです。とほほ。