豊平川の河川敷でこの時期に見かけた「とあるもの」
豊平川には幾つの橋がかかっているのかとこちらのページで数えてみると35本ありました。
豊平川にかかる橋
https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/stn/doroshiryo/hashi/toyohira.html
ちなみに橋の数え方は「本」。橋そのもの、つまり構造物として見た場合には「基」だそうです。「本」は川にかかっている橋の数え方です。
当たり前のことですが、それなりに数があるんですね。そして札幌の中心部には(数え方にもよりますが)7本ほどの橋がかかっています。もちろん僕もよく利用しているのですが、その橋。
実は冬になると「とあるもの」を見かけることがあったのです。案外盲点の場所にその「とあるもの」は「いた」のですが、「いた」と書いたからには大体想像がつくかもしれません。
でも、最近はどうなんだろう?見かけたといっても、つい最近の話ではないのですよね。
僕が最初に札幌に来た頃、地下鉄に驚いて、そして地下歩行空間に驚いて、色々な時間によく歩いたのです。そして朝早くに地下歩行空間を歩くとよくその「とあるもの」を見かけました。
あ、札幌っているんだ?
と思いました。不思議なことにそれは朝早くにいるのです。夜は見かけません。夜はどこにいるんだろう?と思ったのですが、当然「尾行」などするわけにも行かず。けれど、僕はそんな光景を見て「札幌って大都会なんだなぁ」と実感しました。僕の住んでいた東北地方にはまずいなかったからです。変に感心しました。
そして寒い冬。
その「とあるもの」を、僕は偶然見てしまったのです。それは橋の下。河川敷の斜面と橋の橋台の隙間。わりとこじんまりした狭いそのスペースに荷物がごっそりとあって、そして寝袋のようなものがあったのです。
え?こんなところで寝てて大丈夫なの?
いやもうびっくりしたのです。
「とあるもの」というか、それが何かは、もうお分かりのことだと思いますので、あえて具体名というか名詞では書きません。色々な事情があってそうなっているのだし、ばかにしようと思って書いているわけでもないので。
ただ、「札幌にいるんだ」「こんな寒い冬にこんなところにいるんだ」
と本当に驚いた、その驚きを書きたいだけなのです。
冬ですよ。確かに風は吹き込まないかもしれませんが、マイナス10度超なんてよくある話ですよ。ちょっとしたサバイバルですよ。大都会なのにサバイバルとかすごいですよ。
今年はどうなんだろう?
いるのだろうか?それとも、いい場所見つけてそちらにいるんだろうか?
人生なんてどうなるのかはわかりませんが、僕には真似のできない生き方です。