久々の札幌の大雪に子供時代を思う

札幌市に大雪警報が出ました。
久々だなぁ。
以前はいつだっけ?
というレベル。ようやくというか、いつもの札幌に戻ってきた感じです。とはいえ、降れば降ったで大変迷惑ですが。そんな僕のこの気持ち、豪雪地帯に住んでいる人なら同意してくださることでしょう。雪かきメンドくせー!と、1度も思わなかった人はいないに違いないからです。
しかし、大人になるとひたすらに邪魔としか思えないこの雪。なぜ子供の頃はあんなに楽しかったんだろう?
思い出すに、子供の頃は雪が降るのが本当に楽しくて仕方がありませんでした。毎日たくさん雪が降ればいいのにと本気で思ってました。家が雪で埋まればいいのに。そしたらすごいだろうな。2階とか屋根からじゃないと外に出られないなんてワクワクするぞ!
全くもって呑気な空想ですが、そんな願いがそこそこに叶って雪が降りまくると、もうウキウキで、早速完全防備で思う存分に雪遊びをするのです。
僕の実家の周りには、わりと広めの雪捨て場があったのですが、雪捨て場が雪でいっぱいになると、スコップとか持っていってかまくら作りをしました。いや、かまくらではなく秘密基地ですね。迷路のように入り組んだトンネル作ったりしたなぁ。意味もなくドアをつけたり、線を張って罠を作ったり、ここは寝床とか、ここは見張り部屋とか、友達と一緒に朝から晩まで作業してましたね。そしてその中で本を読んだりしたのです。夕食後には蝋燭と七輪を持ってその秘密基地に行って、餅を焼いて食べたりもしました。
不思議なもので、そうやって食べると、なんの変哲もない餅がいつもの倍以上に美味かったんですよ。
さらには友達なんかも呼んで「今日はここで寝たい」と大騒ぎしたりして。
またこれが、夜だと雰囲気もすごくいいんですよ。ぼんやりした蝋燭の炎が適度に瞬いて、それがとても心地良くて。当時流行っていたラジオ番組なんかもそこで聞いてました。一度本気で寝てしまい、迎えに来た親にしこたま怒られたのはいい思い出です。笑
秘密基地は上が斜面になってて、そこでミニスキーなんかもしました。今でもミニスキーってあるんだろうか?全く見かけないです。もう誰もそんなチャチなものは買わないのかな?あれはれですごく面白かったんだけど。そんなミニスキーで唇が紫になるまで外で遊んでました。今やれと言われても30分も持たないでしょう。だって寒いし。笑
子供の頃に札幌の雪まつりを見たら、どんな気分だったんだろう?さぞや驚いて興奮してはしゃいだことだろうとは容易に想像できます。僕も作りたい!なんて思うのも間違いありません。
そういえば、雪まつり会場に子供も参加できるコーナーってあったっけ?
そういうのは本当にすっかり頭の中から抜け落ちてました。
そうかぁ。
子供の頃から随分と遠くにきてしまったんだなぁ。
なんとなくしみじみとそう思いました。