北海道聖地巡礼の旅
幸せを願うのは誰しもがみな同じ。
無論僕もその1人なのであって、ある時ふと思ったのです!
そうだ!聖地を巡る旅に出よう!
と。この世にある安らかなもの、尊いもの、有り体にいうなら「幸福」というものを探すため、そのために僕は旅に出たのです。
北海道には5カ所の聖地があると聞いた僕は、ならばその全てに行こうと決めたのです。
悩める人々のその思いを勝手に背負った(と思い込んだ)僕は、早速衰えた体に鞭を打って、1日の食費をできうるだけ削って(1日200円にして)資金調達を行い、まずは第一の聖地へと向かったのでした。

名前こそ確かに聖地ですが、はっきり言って、お土産屋さんとトイレと、何やらベタベタと貼ってある駅と、その隣にカランカランと音の鳴る鐘と、ちょっと離れたところに動かない電車があるだけで、他には何もなく。う〜む。場所を間違えたか?しかし、せっかくなのでとキーホルダーなんかを買って少し納得(動揺したためかキーホルダーの写真撮り忘れ)。
しかしやっぱりいまいち聖地感のなさに、どうしても納得行かない僕は、気分を変えて、次の聖地へと向かったのです。

ここなら確かに高い山の上だし、新日本三代夜景にも選ばれたほどの素晴らしい夜景だし(この時は昼)、夜景はなくとも天晴れな景色で、なるほどここなら聖地っぽい!と思わせてくるものの、何やら中国人がたくさんいて、申し訳ないけどその分だけ聖地っぽさがなくなってしまうなぁ。カランカランと音の鳴る鐘をガラガラガラと品がない鳴らし方をしているのがいかにも残念ですが、しかし彼らも観光できているのだろうから、野暮はいいっこなし。
そうそう。2020年1月27日現在(つまり今日)においては、新型肺炎も流行していることでもあるし、お互いに「感染はひかえたい」ですよね。中国の方だってわかってくださると思います。お互いに気を配って思いやりを持ちたいものです。
というわけで、やはりここもいまいち聖地感に欠けるなぁ。
諦めきれない僕はついに本命とも呼べるここに向かいました。


もう聖地って書いてあるんだから、これが聖地なのは間違いないのです。
ようやく聖地にたどり着いたなぁ。見てくださいこの景色!

わお!
よかったね!君とこんな景色が見れて…って
あれ?
そうか!そういえば、僕の隣には誰もいませんでした。笑。ええ、1人で「恋人の聖地」とか巡ってました。けど、恋人の聖地を1人で巡っても仕方ないですよね。なんでも恋人の聖地ってあと2つあるそうですが、今更ながらに自分には恋人がいないことに気づいた僕は、聖地巡礼をここでリタイヤすることにしたのでした。
あー残念残念(棒)
恋人のいる方は、どうぞ、北海道にある恋人の聖地を巡礼してみてください。ちなみにあとの2つは皆さんで調べてください。僕はリタイヤしたのでわかりません。笑


