都路村女性教員宅便槽内怪死事件という闇
まさに「闇」と表現するにふさわしい事件です。事件発生は1989年(平成元年)福島県田村郡都路村(現田村市)。もう30年以上も前の話ですが、最近もなぜか話題になってましたので、内容をご存知の方も多いことでしょう。

ものすごく単純に言うなら、女性教師の住んでいた教員住宅の汲み取り式トイレの中から男性の遺体が発見されたというものです。
なぜそんなところから?という疑問に対しては
のぞき目的
というのが警察の公式な見解でしたが、それにしてはうんこまみれになってまですることか?と当時の僕は思いましたし、下記の図を見ても、
そもそもそんなところなんて、狭すぎて入れないじゃないか
という疑問がすぐに沸きましたし、何も考えずに素直にこの図を見たら、誰しもがそう思うのではないでしょうか?

そもそも重機を使って壊さないと中から出せない時点で言わずもがな。自ら入るなんてこれは無理だ。
さらには女性教師の証言「便槽を覗いて靴が見えた」というのにもどうしても納得がいかず、悶々としたのを覚えています。僕の小さな頃はまだ汲み取り式トイレが主流で、僕も使っていたからわかるのですが、汲み取り式トイレは「案外中が見えない」のですよ。必ずしも便器全体が穴なのではなく、便器の後方に穴が少し開いているというものも多かったのです(多分便器内に落ちないようにというメーカー側の配慮だったのではないかな)。僕の頃は「ぼったん便所」などと呼ばれていましたが、つまりは「ぼったん」と落ちるからぼったん便所なのであって、つまりはある程度の距離を落ちる仕組み。しかも図を見るとわかりますが、トイレの(大抵は60w程度の)明かりの中で、20cmの穴の中を見るのはちょっと無理です。ほぼ見えない。
しかもこの靴。実は片方だけで、もう片方は便槽の脇の土手に落ちてたとのこと。
便器から中に入るのはその大きさから不可能。外につながっている便槽の穴からは・・・・今の僕では入れないなぁ。仮にどうにかこうにか入ったとして本人すら身動き取れないような状況の中で、どうして靴があんな狭い空間を便器の側まで移動できたのか?
それよりも「便器から便槽内に落とした」方が早くない?
というわけで、僕はこの女性教師が大変怪しいと思っています。もちろん女性の力であのタンク内に男性を押し込めるのは不可能でしょう。となると、やはり複数犯なのか?
怪死した男性を取り巻く環境はいかにも異様で、自身は原発関連の企業に勤めていたり、界隈では、この怪死事件の他にも3件の不審死が囁かれていたり、事件後、村の二人の駐在始め、三春警察署の刑事課などの関係者全員が移動となったりなど、異様ずくめ。
村長選挙では青年部代表で応援演説をするくらいの存在で、女性教師とは幼なじみ。村というのは何かと狭いものだから、色々なものが絡まっているんだろうなぁとは想像できるものの、それを具体的にしろとなると難しいのでしょう。
とはいえ、村人たちもこの事件はおかしいと考えたようで、1ヶ月余りで4000人余りの署名が集まり真相究明を求めたものの、警察はそれを「事件性がない」と却下しています。
素人目にはどう考えても事件でしかないと思うのですが。
仮に怪死した男性が変態だったとしてもです。
もっとも僕には怪死した男性が変態だったとは1mmも思えないのですが。