ブラン城をぶらんと歩きたい
吸血鬼ドラキュラのドラキュラ城のモデルになったことで有名な城、それがブラン城です。
「トランシルバニア」なんて聞くと、僕なんて勝手に脳内がざわざわしだしてロマンを感じるのですが、そのトランジルバニア地方とワラキアを結ぶ要衝にあるのがブラン城なんですね。そうそう国はルーマニアです。
ルーマニアと聞くと、僕はもう真っ先にドラキュラを思い浮かべるのですが、他には何があるんだろう?ルーマニアの方ごめんなさい、正直ドラキュラしか知りません!ついでにブルガリアというとヨーグルトしか思い浮かびません!
なわけで、ドラキュラしか知らない僕ですが、それでもブラン城には行ってみたいなぁとずっと思ってましたし、今もそうです。というのも、この城の雰囲気がなんとも僕好みなのです。ええ、イメージ優先ですよ。良い感じがするから行ってみたい、ただのそれだけなのです。とか書いておきながら、ドラキュラとこの城はちょっと結びつかないなぁ。城としては綺麗すぎる気がします。あくまでも僕が吸血鬼ドラキュラを読んだ感想では、ドラキュラ城はもっと城壁高いというか、城壁と崖の区別がもはやつかないようなほどの垂直で、ちょっとやそっとでは出られない。そんな感じがしたのであって、このブラン城にはその絶望的な垂直さがちょっと足りないなぁと、これまた勝手な印象。
いや本当はこの城の前にあったとされるドイツ騎士団の要塞の方に興味津々なのですが(ドイツ騎士団って個人的に燃える要素なのです。世界史的に)今はブラン城しかないので、まあ、そこに行って雰囲気を味わいたいなぁと。
ちなみにこの城にはドラキュラのモデルとされているブラド3世(杭刺し公)は全く住んでいなかったそうなのでして、そういう意味では、ロマンは感じても歴史はちょっと感じにくいかなぁと、これまた勝手な印象ですが、思います。
実際のブラド3世はトゥルゴヴィシュテというところに住んでいたのでして、ここはあのチャウシェスク夫妻の裁判と処刑が行われた場所。ベルリンの壁崩壊など、東欧を席巻した革命の時代は僕もテレビでみょうにワクワクしながらテレビを見ていましたが(ワクワクって間違ってる気がするけど当時の僕はなぜかワクワクしながら見ていたのです)、妙な因縁というか、でもこれは偶然なのかな。
ブラン城共々、こちらにも行ってみたいですね。